映画『鑑定士と顔のない依頼人』(お薦め度★★★)
なんだかなぁ~という結末です。
後味が悪いというか、まるっきりリアリティがありません。
巷で評価されている上質なメステリーであることが認めますが、これだけの不確定要素を詰め込んだ美人局的詐欺は共感できません。美人局となるヒロインのシルヴィア=フークスはピンと来ません。美人?なんでしょうか。十人並みの器量に主人公が溺れるというのも説得力がありませんでした。それと騙しの伏線が用意されていたとも思えません。ただただ、主人公がかわいそうと感じるだけでした。
巨匠ジュゼッペ=トルナトーレ監督のミステリー作品であれば『題名のない子守唄』のほうが格段に優れていると思います。本作を推薦される映画評論家は『題名のない子守唄』を観たうえで『鑑定士と顔のない依頼人』を推薦されたているのでしょうか?
<作品データ>
劇場公開日:2013年12月13日
原題:La migliore offerta
製作年:2013年
製作国:イタリア
配給:ギャガ
上映時間:131分
映倫区分:PG12<スタッフ>
監督:ジュゼッペ=トルナトーレ
製作:イザベラ=コクッツァ、アルトゥーロ=パーリャ
脚本:ジュゼッペ=トルナトーレ
撮影:ファビオ=ザマリオン
音楽:エンニオ=モリコーネ<キャスト>
ヴァージル=オールドマン:ジェフリー=ラッシュ
ロバート:ジム=スタージェス
クレア:シルヴィア=フークス
ビリー:ドナルド=サザーランド
フレッド:フィリップ=ジャクソン<鑑賞チャネル>
WOWOW
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