映画『ラ・ブーム』(お薦め度★★★)
コテコテのアイドル映画でした。
ソフィー=マルソーにコスプレよろしく、これでもかといろいろな服を着させます。
フランスは文化レベルが高いと思っていましたが、本作品を観る限り日本と程度は変わりません。邦画のアイドル映画をバカにして来ましたが、それと肩を並べます。ただし、物語をしっかりと作ってあるので、それなりに鑑賞は出来ました。やはり世界マーケットを意識しているので、映画としての完成度は高いのでしょう。
ラブコメですが、本人だけでなく祖母、両親と3世代のエピソードを絡ませています。日本人には理解しにくい人間関係で、予定調和ではない先進的なフランス映画らしさが溢れています。
映画の中では13歳の学生役で、一番感心があるのが「ブーム」と呼ばれる学校の友人を集めて開催されるホームパーティという設定です。セックスに興味が芽生えた多感な思春期を奔放に描いています。ソフィー=マルソーが女優にデビューした作品として一見の価値はあります。
<作品データ>
劇場公開日:1982年3月6日
原題:La Boum
製作年:1980年
製作国:フランス
配給:松竹=富士映画<スタッフ>
監督:クロード=ピノトー
脚本:クロード=ピノトー、ダニエル=トンプソン
製作:アラン=ポワレ
音楽:ウラディミール=コスマ<キャスト>
ヴィック:ソフィー=マルソー
フランソワーズ:ブリジット=フォッセー
フランソワ:クロード=ブラッスール
プペット:ドニーズ=グレイ
ぺネロプ:シーラ=オコナー
マチュー:アレクサンドル=スターリン
エリック:ベルナール=ジロドー<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから引用)
13歳は多感なお年頃。少女は初恋のときめきと切なさを知って大人への階段を上り始める。彗星のごとく現われた美少女、S・マルソーをスターにした青春ラブストーリー。
現在は演技派女優として知られるマルソーの映画デビュー作。本国フランスで大ヒットして彼女の人気が爆発。その波は日本にも波及し、一躍アイドルスターになった。A・スターリン演じる少年マチューが、後ろからヘッドホンをマルソー扮するヴィックの耳にかける名シーンが懐かしく、映画全体にマルソーの可愛さが押し出されている。「禁じられた遊び」の子役だったB・フォッセーが母親役で出演しているほか、彼女を囲む達者な役者たちの好演も光る。主題歌「愛のファンタジー」も当時の空気をよみがえらせてくれる。
※初回放送時の情報を掲載しております。<鑑賞チャネル>
WOWOW
| 固定リンク
コメント