映画『DEBUG/ディバグ』(お薦め度★★)
冒頭のVFXシーンは気合が入っていたのですが、最初だけで後は並以下です。『2001年宇宙の旅』の内容を単に擬人化しただけでしょう。オマージュというよりパロディのような薄っぺらい印象です。演出が肌に合いません。趣味の悪い手口や表現をこれでもかと何度も用意していました。
宇宙船内のデザインは、話が進むに連れて安物のセットであることが明らかになってきます。照明を調節して、撮影の仕方で低予算をカバーすべきなのに手当していません。
演出、脚本、セット、キャストの全てにおいて中途半端さが目立ちます。ラストについては、全く意味不明で心が折れました。全くガッカリな作品です。
<作品データ>
原題:Debug
製作年:2014年
製作国:カナダ
内容時間:86分<スタッフ>
監督・脚本:デヴィッド=ヒューレット
製作:スティーヴン=ホーバン
撮影:ギャヴィン=ミス
音楽:ティム=ウィリアムズ<キャスト>
カイダ:ジーナン=グーセン
囚人:テニカ=デイヴィス
キャプラ:エイドリアン=ホームズ
メル:カー=ヒューイット
サムソン:カイル=マック
ララ:シドニー=リーダー
アイアム:ジェイソン=モモア<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
停止した巨大宇宙船のシステムを復旧させるため送り込まれたハッカーたち。だが、彼らを待ち受けていたのは暴走する人工知能だった。密室の宇宙船で展開するSFスリラー。逃げ場のない宇宙船を舞台に、密室の船内と電脳空間とで繰り広げられる人間vs人工知能の対決を描いたSFサスペンス。宇宙船を舞台にしたサバイバルサスペンスに、人工知能の反乱というアイデアを融合させたのが新機軸だ。コンピューターのエキスパートである主人公たちだが、人工知能が支配する宇宙船といういわば敵の手中、あるいは体内そのものでいかにして闘えばいいのか。「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作のほぼすべてに俳優や原案として参加する盟友D・ヒューレットが監督を手掛けた。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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