映画『インストーラー』(お薦め度★★)
面白くする要素が詰まった作品でありながら、不完全燃焼で終わってしまいます。
ハードボイルドなSFサスペンスアクション映画でかなり良い線ですが、シーン毎の深みの強弱が期待通りではありません。きっとこの監督との相性が合わないのだと思います。
ラストはかなり納得できるものの、すっきりしないもどかしさがあります。もしもハリウッドが撮っていれば面白かったに違いないと感じてしまいます。
<作品データ>
原題:Chrysalis
製作年:2007年
製作国:フランス
内容時間:91分<スタッフ>
監督:ジュリアン=ルクレルク
製作:フランク=ショロ
脚本:ジュリアン=ルクレルク、フランク=フィリッポン
撮影:トマ=ハードマイアー
音楽:ジャン=ジャック=エルツ、フランソワ=ロワ<キャスト>
ダヴィッド=ホフマン:アルベール=デュポンテル
マリー=ベッカー:マリー=ギヤール
ブリューゲン教授:マルト=ケラー
マノン=ブリューゲン:メラニー=ティエリー
クララ:エステル=ルフェビュール
ニコロフ:アラン=フィグラルツ
ミラー:クロード=ペロン<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
手掛かりは、被害者の網膜に焼き付けられた記憶。網膜から記憶をスキャンする技術が実現した近未来を舞台に、デジタル化された記憶をめぐる陰謀が展開するSFサスペンス。
記憶のデジタル化と人間のアイデンティティーを題材に、スタイリッシュな映像で送るフランス産の近未来SFサスペンス。網膜から記憶をスキャンする技術が普及し、犯罪捜査にも使われるようになった世界。人間の記憶を自在に消去・書き換えできる極秘の装置が盗まれたことから、主人公の刑事が思わぬ事件に巻き込まれていく。主演は「PARIS」「モンテーニュ通りのカフェ」などのA・デュポンテル。関係ないと思われた複数の事柄が、やがてクライマックスで本筋へと合流していくという、脚本の構成が秀逸だ。<鑑賞チャネル>
WOWOW
| 固定リンク
コメント