映画『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 』(お薦め度★★★★)
高い評価をしていたTVアニメ「境界の彼方」が過去篇(2015/3/14公開)と未来篇(2015/4/25公開)の二部作連続で映画化されていることを全く知りませんでした。
偶然、会社の同僚とアニメの話をしたときに、映画化されていたことを教えてもらって、既にBlue-rayを購入されているとのことでお借りして鑑賞することになりました。最高評価を付けた作品だっただけに後日談に期待が高まりました。
過去編はTVシリーズを再編集したものです。2年前なので内容を程よく忘れていて、改めて怒涛の展開に感動しました。元々クオリティが高く映像は高品質だったので映画になっても優れた作品として維持されています。ありがちなダイジェスト版とは一線を引いています。
そして、過去篇の衝撃のラストに、シンプルながら効果的な物語の再構築方法があったのだと唸らせました。
未来篇は一旦リセットされた状態からスタートして、失われたものを取り戻すまでを、圧倒的な映像表現で描いています。きっと心の中の葛藤を映像化するとこのようになるのだろうと感じさせます。京都アニメーションの壮大で類まれな映像美を堪能しました。
それにしてもTVアニメのファンにとって残念なのは、全く映画化を知らなかったことです。確かTV放映中に予告はなかったと記憶しています。これだけの面白い作品なので、しっかりと公開前に告知を広く行って欲しいものです。
<鑑賞チャネル>
会社の同僚からお借りしたBlue-ray
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