映画『ロストID』(お薦め度★★★)
なかなか面白く、最後まで飽きさせません。
が、主人公や状況に関する説明不足で緊張感のままストーリーが進んでいきます。
超ハイテクの諜報が行われているように描かれているのにも関わらず、知的レベルの落ちるチンピラ集団との攻防が見せ場だったり、犬死とも思えるラストには虚しさしか残りません。
もう少し脚本が練られていればかなりの作品になったと思います。
<作品データ>
原題:Bellicher: Cel
製作年:2012年
製作国:オランダ
内容時間:89分<スタッフ>
監督:ピーター=ド=バーン
製作:ピートル=カイパース、サンダー=ヴァン=ミュルス
脚本:ウィレム=ボッシュ、ミハエル=リンデルツ
撮影:ミック=ヴァン=ロッサム<キャスト>
マイケル:ダーン=スフーアマンス
リチャード:ティム=ミュルク
フーシェ:アニエック=フェイファー
リシャール:リクル=ミュース
スタイナー:フープ=スターペル
ウォルバート:マーク=クライン=エシンク<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
敏腕コンサルタントの主人公が、身に覚えのないテロリスト容疑を掛けられてしまう。潔白を証明するため、真実を求める主人公の奔走を描くクライムアクション。オランダからやって来た戦慄のクライムアクション。本国でベストセラーとなった犯罪小説を映画化した。知らない間に自分の公的IDが流出、テロや犯罪に利用されてしまうという現代的なテーマを扱っており、遠い異国の話と安心できないリアリティを感じさせる。持ってもいない車の事故で責任を問われ、知らぬ間に組まれた住宅ローンの滞納で財産を失うなど、社会的に追い詰められた上にテロリストの疑いまで掛けられた主人公の運命は? 巧みなストーリーテリングにうならされる秀作に仕上がっている。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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