映画『永遠のこどもたち』(お薦め度★★★)
しっかりと話が構成されたサスペンスホラー作品です。
怖いシーンはあるものの、全体を通して“やさしさ”に包まれた作風で恐がらせることを第一とした恐怖映画とは一線を引いています。
重厚な映像と画作りが秀逸で、8年前の作品とは思えないほど新鮮で瑞々しさを感じさせます。
物語としてはよく練られていますが、過去の経緯を大胆にカットしてまとめているためでしょうか今一響きません。
<作品データ>
原題:El Orfanato
製作年:2007年
製作国:スペイン・メキシコ
内容時間:106分<スタッフ>
監督:フアン=アントニオ=バヨナ
製作総指揮:ギレルモ=デル=トロ
製作:マル=タルガローナ、ホアキン=パドロ、アルバロ=アウグスティン
脚本:セルヒオ=G=サンチェス
撮影:オスカル=ファウラ
音楽:フェルナンド=ベラスケス<キャスト>
ラウラ:ベレン=ルエダ
カルロス:フェルナンド=カヨ
シモン:ロジェール=プリンセプ
霊媒師:ジェラルディン=チャップリン
ピラール:マベル=リベラ<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
元児童養護施設から消えた少年の行方を、母親は追うが……。「パシフィック・リム」のG・D・トロ監督が製作総指揮したスペイン産ホラーサスペンス。かつて児童養護施設だった屋敷に移り住み、新たな生活を始めた女性の息子が突然失踪する。我が子を取り戻そうと必死の探索を続けるヒロインの前で、やがてある思いがけない過去の秘密が明らかとなる……。意外性に富んだドラマチックなストーリー展開と息詰まる恐怖演出が一躍高い評価を受け、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞では実に14部門にノミネートされ、脚本賞、新人監督賞など計7部門を受賞。「海を飛ぶ夢」のB・ルエダがヒロインを熱演したほか、「トーク・トゥ・ハー」のG・チャップリンが共演。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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