映画『イヴ・サンローラン』(お薦め度★★★)
LGBTの映画です。
子どもの頃にイヴ・サンローランのブランドは、タオルやスリッパなど身近な日用品にも進出していたので、高級ながらYSLの重なったマークは身近なものとして親しんでいました。
その割りに関心は当人に対して興味は無かったのですが、映画化されたことで観てみることにしました。
イヴ・サンローランはゲイだったのですね。さらに彼のパートナーであるピーターがバイセクシャルだったとは、...。この両者の奇妙な繋がりが理解できません。お互いに良き理解者で愛し合っているのに、それぞれに他の人とSEXをして、互いに憎しみを増幅させる破滅的な関係は何なのでしょうか。にもかからわず離れない関係は異常です。
イブ・サンローランの親族、特に母親との関係も妙に歪んでいるとしか思えません。過去のドラマや映画で描かれたことがない母親像で、とらえどころがなく全く馴染めません。
ファッションの華々しい世界とそこで才能を開花させ成功を収めたファッションデザイナーの人間ドラマは、奇天烈に映りました。
<作品データ>
原題:Yves Saint Laurent
製作年:2014年
製作国:フランス
内容時間:106分<スタッフ>
監督:ジャリル=レスペール
製作:ヤニック=ボロレ
脚本:マリー=ピエール=ユステ、ジャリル=レスペール、ジャック=フィエスキ
撮影:トマス=ハードマイアー
音楽:イブラヒム=マルーフ<キャスト>
イヴ=サンローラン:ピエール=ニネ
ピエール=ベルジェ:ギヨーム=ガリエンヌ
ヴィクトワール:シャルロット=ルボン
ルル=ド=ラ=フェレーズ:ローラ=スメット
カール=ラガーフェルド:ニコライ=キンスキー<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
20世紀を代表する世界的ファッションデザイナーのひとりで“モードの帝王”とも称されたY・サンローラン。彼の人生の光と影を描き、フランスで大ヒットした伝記ドラマ。ファッション界の天才的革命児として従来の常識を打ち破る斬新なデザインを次々と発表し、40年以上にわたってモード界に君臨したサンローラン。その栄光の陰で人知れぬ孤独と苦悩を味わった彼の半生を、公私ともに彼を支えたP・ベルジェの全面協力のもとに映画化。注目の新星P・ニネが主役に抜擢されて繊細な演技を披露し、第40回セザール主演男優賞にみごと輝いたほか、「不機嫌なママにメルシィ!」のG・ガリエンヌが、ベルジェ役を好演。サンローラン財団が所有する彼の本物の衣装が全編を彩るのも見もの。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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