映画『キリング・ゾーン』(お薦め度★★★)
衝撃的な作品です。
バイオレンス・ホラーと呼ぶべき不条理満載の展開です。
『イージー・ライダー』のラストを全編で描いたような内容でした。
出会い頭の事故のような暴力の前では、“蛇に睨まれたカエル”のように成り下がるしか無いでしょう。ビビるほどの恐怖と何とかならないものかという神頼みに近いもどかしさを体感しました。
<作品データ>
原題:Wrath
製作年:2011年
製作国:オーストラリア
内容時間:98分<スタッフ>
監督・製作・脚本:ジョナサン=ニール=ディクソン
撮影:ポール=ウォーレン
音楽:ガンティス=シックス<キャスト>
キャロライン(キャリー):レベッカ=ラトクリフ
マシュー:コーリー=ペイジ
ハビエル:ザヴィエル=フェルナンデス
エリック:ウィリアム=エモンズ
リア:ステフ=ドーソン
マックス:チャーリー=フォークナー<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
オーストラリアの大地を旅する男女が、何者かに追われる女性を助けたことから人間狩りの標的にされていく。キリングゾーンに足を踏み入れた人間の運命を描くサスペンス。人里離れたオーストラリアの荒野で、謎のハンターに狙われた4人の男女。どこから飛んでくるかも分からない銃弾に追われながら、彼らのサバイバルゲームが始まった。不条理な恐怖を描くサバイバルサスペンス。序盤はまったく理由も分からず標的にされる旅行者たちの恐怖、後半は逆にハンターたちの仲間割れや葛藤が描かれていく。監督も出演者もほぼ無名だが、それを逆手に取って、誰が生き残るか分からないスリルが繰り広げられる。荒削りな部分もあるが、無情な殺しっぷりなど見るべき点も多い作品となっている。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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