映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』(お薦め度★★★)
TVアニメと同じ評価です。
映画のほうが、グロい描写が無かったので表現の仕方としては支持できます。しかし、それ以外は何とも評価できません。そもそもTVアニメで「シビュラシステム」が解き明かされたのに、登場人物は「宇宙戦艦ヤマト」シリーズで何度も蘇る沖田艦長のようないいとこ取りのキャラクターで、国内から海外に転じて初めから物語を構築しているところが?です。
TVアニメの続編でも無く、アナザーストーリーでも無い舞台設定は、製作側の意図が読めず、面白さを感じられませんでした。
まとめ方も無難で刺さる部分はありません。映画を観る前から何となく予感していた通りの落しどころに終わった印象です。
<作品データ>
製作年:2015年
製作国:日本
内容時間:114分<スタッフ>
総監督:本広克行
監督:塩谷直義
ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)、深見真
キャラクター原案:天野明
キャラクターデザイン:恩田尚之、浅野恭司
総作画監督:恩田尚之
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:プロダクション I.G
制作:サイコパス製作委員会<キャスト>
常守朱:花澤香菜
宜野座伸元:野島健児
霜月美佳:佐倉綾音
六合塚弥生:伊藤静
雛河翔:櫻井孝宏
唐之杜志恩:沢城みゆき
須郷徹平:東地宏樹
雑賀譲二:山路和弘
ドミネーター:日高のり子
ニコラス=ウォン:神谷浩史
デスモンド=ルタガンダ:石塚運昇
狡噛慎也:関智一<番組紹介/解説>(WOWOWオンラインから転載)
フジテレビ“ノイタミナ”枠で放送された人気TVアニメの劇場版。人間の精神が数値化され、管理される近未来を舞台に、公安局監視官であるヒロインの活躍と葛藤を描く。人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる警察のドラマを描いたアニメーション「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ待望の劇場版。「踊る大捜査線」の本広克行(総監督)が、新鋭監督の塩谷直義と挑んだ警察ドラマであり、「魔法少女まどか☆マギカ」などを手掛けた虚淵玄(ニトロプラス)が緻密かつ大胆に書き上げたディストピアSFだ。練り込まれたオリジナル・ストーリーや音響で魅せるスケール感。アニメの枠にとどまらない、まさに“映画”と呼ぶにふさわしいエンターテインメントに仕上がっている。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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