映画『KRISTY クリスティ』（お薦め度★★★）

心霊ホラーの雰囲気ながら、謎のカルト集団によるバイオレンスホラーでした。

主人公を追っかけ回す設定は突っ込みどころ満載です。どうして初めての場所で真っ暗なのに、効果的に主人公を追い詰められるのか全く不自然です。しかも用意周到に通信回線を遮断できているところが、無理筋です。

しかしながら、テンポの良さと猟奇的な演出でついつい観てしまいました。主人公の演技に説得力がありました。

＜作品データ＞
原題：Kristy
製作年：2014年
製作国：アメリカ
内容時間：86分

＜スタッフ＞
監督：オリヴァー=ブラックバーン
製作：デヴィッド=カーシュナー、コーリー・シエネガほか
脚本：アンソニー=ジャスウィンスキー
撮影：クリル=フォースバーグ
音楽：フランソワ=ウード

＜キャスト＞
ジャスティン：ヘイリー=ベネット
ヴァイオレット：アシュリー=グリーン
アーロン：ルーカス=ティル
スコット：ジェームズ=ランソン
青いフードの男：クリス=コイ
ウェイン：マシュー=セント=パトリック

＜番組紹介／解説＞（WOWOWオンラインから転載）
“クリスティを殺せ”。感謝祭期間で閑散とした学生寮に、マスク姿の殺人集団が現われる。標的にされた女子大生の運命は……。不条理な恐怖が展開するホラーサスペンス。

感謝祭を家族と過ごすため、次々と学生たちが帰省する中、旅費が工面できない苦学生のヒロインは、学生寮でひとり寂しく過ごすことに。だが、そこへ“クリスティ”殺害を目的とする謎のカルト集団が現われ、ヒロインは自分の名でもない“クリスティ”として命を狙われる。固く門が閉ざされ、安全なはずの大学キャンパスが、逆に逃げ場のない閉鎖空間と化す恐怖、そして狩りを楽しむかのようにヒロインを追い回し、じわじわと苦しめていく謎の集団。不条理な恐怖とサスペンスが繰り広げられる戦慄作だ。

＜鑑賞チャネル＞
WOWOW