映画『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(お薦め度★★★★★)
寅さんの変なイントネーションの関西弁に笑かされました。
大阪を舞台にしたコメディをベースにした明るかと、マドンナの過酷な運命とのコントラストは、シリーズの中でも際立っています。マドンナの姉弟の物語は非常に泣かされます。
そして、マドンナと寅さんが、紙一重ですれ違う恋模様は切な過ぎます。男女の仲にならずに、ある意味で家族になることを選んだやるせなさや温かさをヒシヒシと感じさせてくれました。
それにしてもマドンナ・松坂慶子の色気と美しさは絶品でした。『蒲田行進曲』の前年の作品で、彼女が女優として一番脂が乗っていた時代の作品と思われます。改めて松坂慶子の良さを堪能しました。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
製作年:1981年
製作国:日本
内容時間:105分<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
ふみ:松坂慶子
喜介(大阪の旅館の倅):芦屋雁之助
運送会社の主任:大村崑
芸妓A:正司照江
芸妓B:正司花江
満男:吉岡秀隆<番組紹介/解説>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズの第27作。寅さんは大阪で美しい芸妓と恋に落ちる。マドンナ女優は松坂慶子。寅さんの甥、満男役を吉岡秀隆が初めて演じたのも話題!1979年にTV「水中花」に主演し、主題歌「愛の水中花」をヒットさせた美女、松坂がマドンナ役に(劇中で寅さんが水中花を行商するパロディーあり)。浪速節風の悲恋物語が基本ながら、大阪嫌いだった寅さんがマドンナとの出会いを機に大阪弁を覚えてしまうのがユーモラス。また、前年の山田洋次監督の「遙かなる山の呼び声」に出演し、TV「北の国から」へも出演が決まっていた吉岡が、初めて満男役に。これから満男は出番も台詞も増えていった。ロケ地は新世界などの大阪府、奈良県の生駒山、長崎県の対馬など。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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コメント
私も2日続けて観てます! 昨日は一作目を観ましたが、さくらさんは、本当に綺麗な方ですねぇ・・・寅さん、いつも癒やされます。
投稿: Tad | 2015.12.29 05:37
コメントありがとうございます。
盆と正月と言えば、寅さんでした。
やっぱり日本人には欠かせません。
さくらさんも良いですね〜
投稿: erabu | 2015.12.29 22:20