映画『女子ーズ』(お薦め度★★★)
クスクス笑える、福田雄一監督らしい十八番、ナンセンス・コメディです。
作家性は感じられますが、テレビドラマ並のクオリティで、よくもまあ映画化したものです。
ドラマ「勇者ヨシヒコと○○」シリーズの設定をヒーロー戦隊ならぬヒロイン戦隊に置き換えただけのチープさです。
人気女優を5人集めたといった豪華さは認めますが、それ以外は見所はありません。だいたい5人ともにキャラクターが被っていて、メリハリがありません。主役でリーダーの桐谷美玲は恥ずかしいのか腰が引けており、コメディには不向きに感じました。実力派の高畑充希ぐらいしかハマっていませんでした。
それにしても、昔であれば二本立てで上映していた頃の、メインの“おまけ”作品です。ある意味、邦画の活力が衰退している象徴と言えるかもしれません。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
製作年:2014年
製作国:日本
内容時間:98分<スタッフ>
監督・脚本:福田雄一
撮影:吉沢和晃、工藤哲也
衣装デザイン:島本和彦<キャスト>
女子・レッド/赤木直子:桐谷美玲
女子・ブルー/青田美佳:藤井美菜
女子・イエロー/黄川田ゆり:高畑充希
女子・グリーン/緑山かのこ:有村架純
女子・ネイビー/紺野すみれ:山本美月
チャールズ:佐藤二朗
砧博士:きたろう
皆川:安田顕<番組紹介/解説>
桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月という人気若手女優5人が共演し、2つの仕事の両立に悩むヒロイン戦隊チームに扮したコメディ。監督・脚本は福田雄一。名前こそ、“~レンジャー”ではないが、それぞれが異なる色のスーツに身を包んだ5人のヒロイン戦隊チームが“女子ーズ”。しかし彼女たちは、本来の仕事と悪と戦う仕事の両立に悩み……。ヒーロー戦隊チームものをパロディにしつつ(怪人も多数登場)、21世紀の日本で生きる若い女性たちにエールを送るような趣向は、若者向け作品で実績を積み重ねてきた福田監督ならではだ。桐谷、藤井、高畑、有村、山本というフレッシュな5大美女を、佐藤二朗、きたろう、安田顕といった豪華実力派男優陣がサポートしている。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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