映画『男はつらいよ 寅次郎紙風船』(お薦め度★★★★)
寅さん、どうしてその一言が言えないの...
優しさというよりも、男気なのだと思います。テキ屋家業の前のご主人で苦労してきたのだから、続けて同業の人間が苦労させる訳にはいかないという、寅さんの独りよがりの美学だけだったように感じます。しかし、学歴が無く、貧困な自分では相応しくないという現状からはどうしても超えることはできないのでしょう。一時の目先の幸せよりも、日常という生活における安定的な幸せを描くことはできませんでした(泣)。
Wマドンナの1人、岸本加世子の人懐っこい可愛い演技は抜群でした。寅さんが迷惑がるほどの愛くるしさは尋常ではありませんでした。これだけ慕われると誰だって手に余りますね!
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
製作年:1981年
製作国:日本
内容時間:101分<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
光枝:音無美紀子
愛子:岸本加世子
常三郎(常=つね):小沢昭一
健吉:地井武男
柳文彦:前田武彦<番組紹介/解説>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズの第28作。寅さんは自分と同じテキ屋の未亡人との結婚を真剣に考えるが……。音無美紀子と岸本加世子というWマドンナ女優も魅力的。寅さんと関係を深めるヒロイン2人に扮したのは、1970年代に「ありがとう」などのTVドラマで人気女優の地位を確立した音無と、TV「ムー」「ムー一族」で天才的若手女優との評判を呼んだ岸本。亡き同業者(名優の小沢昭一)との約束から、その未亡人(音無演じる)と結婚するかどうか悩んだ挙句、地元で就職活動まで始める寅さんの一途さに笑いと涙を誘われる。ロケ地は、久留米市などの福岡県、静岡県の焼津など。前田武彦がシリーズ第12作「~私の寅さん」と同じ役で出演。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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