映画『マッド・ナース』(お薦め度★★)
久々のキワモノ映画です。
サスペンス・スリラーに近いのに、何でもありでした。
ともかく主人公の女優が美人とは呼べない中途半端な顔立ちです。長い顔の馬面で、明らかに怖いのです。薬を飲んでいるかのようなドス黒い顔色で、他の登場人物と比べて浮いてしまっています。最初からホラー顔でした。長身でボディラインを強調する衣装でエロさを強調しますが、全くセクシーではありません。裸は多いもののセクシーに感じさせない無駄な露出で監督の技量を疑います。
冒頭からかなり猟奇的なシーンが登場しますが、怖さを強調する撮影ではないため、恐怖を感じません。実に淡々と過激な場面が繰り返されました。
後半からようやく生い立ちを含め主人公の異常性の背景がわかって来るにしたがって、恐怖映画らしくなってきますが、スプラッターばかりの傍若無人さは引いてしまします。
続編を予想させるエンディングですが、同じ主演女優では絶対に観ません(笑)!
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:Nurse
製作年:2013年
製作国:アメリカ
内容時間:84分
映倫:R15+指定<スタッフ>
監督:ダグ=アーニオコスキー
製作:マーク=ビエンストック
脚本:デヴィッド=ロッカリー、ダグ=アーニオコスキー
撮影:ボリス=モイソフスキ
音楽:アントン=サンコ<キャスト>
アビゲイル=“アビー”=ラッセル:パス=デ=ラ=ウエルタ
ダニー=ロジャース:カトリーナ=ボウデン
スティーブ:コービン=ブルー
モリス医師:ジャド=ネルソン
レジーナ:ニーシー=ナッシュ<番組紹介/解説>
ナース(看護師)をしている美しいヒロインは、次々と男性たちを殺していく。彼女には意外な過去があって……。セクシーな見せ場も多い、スプラッターホラー風サスペンス。洋画業界では昔からこの邦題は内容にマッチしていないのでは、という作品が少なからずあるが、原題がただの“ナース”である本作。確かにヒロイン像を考えると“マッド”が付いて正解。クライマックスでは見る者の予測を上回る惨劇が展開する。ヒロイン役はTV「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」でルーシー役を演じたP・D・L・ウエルタ。オールヌードなど、振り切ったにも程がある激演ぶり。共演は、TV「30 ROCK/サーティー・ロック」でセリー役を演じたK・ボウデン。本作は3D版も作られた。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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