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2016.01.11

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』(お薦め度★★)

シンガポールが製作国ながら、日本のアニメ映画としか考えられない作りです。辰巳ヨシヒロという劇画を発明した日本人を扱っており、言語は日本語です。日本向けに吹替えされた日本向けの海外作品なのでしょうか。不思議です。

本編に短編アニメが挿入される形態で、いきなり挿入されると本編との関連性が全く理解できません。実話かと思って観ていると、創作だったりして、本編自体も実話に基づいているのか段々怪しくなってしまいました。

通常、劇画という表現で漫画界に革命を起こしたのであれば、日本国内や海外での評判に関して説明されてしかるべきと思うのですが、本作はそのような補完を全くしていません。

日本国内で誰でもが知っている人物で無いものの、海外とりわけシンガポールでは有名だった方なのでしょう。

というように、辰巳ヨシヒロという人物を少しでも知っていないと、本作だけでは作品の意図自体を理解できない中途半端なレビューになってしまいます。

このレビューを書きながら、本作のオフィシャルサイトに辿り着きました。やはり海外で評価された方のようです。

http://www.tatsumi-movie.jp/

<イントロダクション>(オフィシャルサイトから転載)
すべてを失った日本が、焼け跡の中から生み出した「マンガ」。戦後の日本に活力を与えただけでなく今や世界中に広がり、カルチャーの一大潮流となった。

ところが我々日本人はこの分野で世界から絶賛、注目されるクリエイターの名前を知らない。彼の名は、辰巳ヨシヒロ。元々は子供のものであった「マンガ」を、大人の読み物に昇華させ、“マンガの神様”手塚治虫を嫉妬させた「劇画」の名付け親である辰巳。

彼の功績は、アメリカ・フランスといったマンガ文化の先進国において極めて高い評価をうけ、マンガ界におけるカンヌ国際映画祭と言われるフランスの「2005年アングレーム国際漫画祭」で特別賞を受賞、2006年度「TIME」誌ベストコミックスで2位を獲得するなど、世界中で数多くの賞を受賞。フランス語圏のマンガ、バンド・デシネにも多大な影響を与え、その地位を確立している。

本作は2009年手塚治虫文化賞大賞を受賞した辰巳ヨシヒロの自伝的エッセイマンガ「劇画漂流」と、彼の代表的な5つの短編を最新技術によって映像化した、今まで誰も観た事のない「動くマンガ映画」である。日本中が高度成長期にわいている中、辰巳ヨシヒロが描き続けた、〈人間〉の姿とは…。

監督は、カンヌ国際映画祭の常連で、ロカルノ国際映画祭の審査員長も務めた、シンガポールのエリック・クー。声の出演は、監督から直々に指名された俳優・別所哲也が、ナレーション他、一人六役に挑戦している。

世界が認め、日本が知らない、この誇るべき才能を、今知るべき時がきた!

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
原題:Tatsumi
製作年:2011年
製作国:シンガポール
内容時間:97分

<スタッフ>
監督:エリック=クー
製作:タン=フォン=チェン、フレディ=ヨー、フィル=ミッチェル
音楽:クリストファー=クー、クリスティーン=シャム

<キャスト>
別所哲也
辰巳ヨシヒロ
ナレーション:別所哲也

<番組紹介/解説>
従来の漫画表現とは異なる“劇画”の名付け親にしてブームの火付け役ともなった伝説的漫画家、辰巳ヨシヒロの波乱の人生とその短編漫画を織り交ぜて映像化した長編アニメ。

1950年代末、従来の子ども向けとは一線を画す新たな漫画表現を提唱してそれを“劇画”と名付け、一大ブームを巻き起こした伝説的漫画家、辰巳ヨシヒロ。第13回手塚治虫文化賞のマンガ大賞に輝いた彼の自伝的エッセイ漫画「劇画漂流」を原作に、その合間に彼の短編漫画5作品も差し挟みながら、シンガポールの俊才E・クー監督がこれを長編アニメ化。第64回カンヌ国際映画祭をはじめ、世界20カ国以上で上映され、好評を博した。辰巳本人に加え、別所哲也がナレーションなど、ひとり6役の声優を担当。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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