【ベンツBクラス(2012)】ベンツは何故運転が疲れないのか?
以前、長距離運転が疲れないことを報告しています。
2014.09.01 【ベンツBクラス】長距離運転でも疲れない感覚は異次元だ
当時はまだ購入間もない時期でもあり、運転に慣れていないので感覚的なレポートになりました。ようやく運転に慣れてきたので改めて「ベンツは何故運転が疲れないのか?」を検証します。
疲れないことに関して一番貢献しているのは、「ブレーキのホールド機能」です。
ベンツには、サイドブレーキがありません。その代わりに電気式パーキングブレーキが搭載されています。基本的にはサイドブレーキと同じ操作で、駐車時に作動させます。右足の上にあるボタンを押して作動させ、ボタンを引くことで解除します。ただし、坂道発進の際には電気式パーキングブレーキは全く利用しません。
坂道発進で以前のオートマチック車の場合は、絶えずブレーキペダルを踏んでいて、発進の際に直ぐにアクセルペダルに切り替えました。急な坂道の場合は、マニュアル車のようにサイドブレーキを戻しながら車両が後退しないように補助することがありました(オートマチック車は後退しないと分かっていながらもサイドブレーキを使用しました)。
Bクラス(2012)の場合は、サイドブレーキを代替するのがブレーキのホールド機能になります。ホールド機能が作動しているときはブレーキが効いている状態を維持します。
ホールド機能を作動させるには、ブレーキペダルを踏んで停車したら、更にブレーキペダルを踏むと写真のようにホールド状態が表示されます。ホールド機能を解除するには、アクセルペダルを踏めば自動的に解除されます。
坂道でも平地でも停車してホールド機能を作動させると、その場所でブレーキが効いている停止状態が維持され、アクセルペダルで発進できます。すなわち、停止の解除は車が前に進まなければ(アクセルペダルを踏まなければ)、停止が維持され続けることになります。
このように坂道では上り下りの勾配に関係なく、スムーズに坂道発進ができます。また、平地では渋滞時にブレーキペダルを踏み続ける必要が無く、ホールド機能によって常に右足を下ろしておけるので身体に負担がかかりません。渋滞時にブレーキペダルを踏み続けるとそれだけで常に腹筋を使っていますが、Bクラスにはそのような負荷はありません。だから長距離や渋滞があっても疲れないのです。
他メーカーで採用しているのかは自動車に詳しくないのでわかりませんが、運転の基本の“き”に相当する地味な機能を、簡単な操作で実現し、合理的かつ身体的な負担が取り除かれていることに購入時から驚きました。ベンツの安全に対する先進性には感服し続けています。
2016年の年明け(購入1年4ヵ月)に走行距離が6000kmを超えました。まだまだ昔に身体が覚えた操作法で細かなミスを起こすことがありますが、一番大事なブレーキに関しては、このホールド機能で安全快適に運転できています。
ところで、電気式パーキングブレーキは作動させるのはボタン操作なので、サイドブレーキのように腕で引っ張ることで作動させたことを身体がはっきり認識できるのと違って、作動させたかどうか何度もディスプレイで確認する配慮が必要です。
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