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2016.02.08

映画『ザ・インタープリター』(お薦め度★★★)

重厚で骨太な作品ながら、ハリウッド映画らしい盛り過ぎなエピソードでリアリティが中盤から無くなりました。政治サスペンスに徹しただけでも傑作になったと思います。国連内部のロケは観た記憶が無く、圧倒されました。

トップスター同士の初共演なので、マーケット的にロマンスを組み込む必要があったのかもしれませんが、物語の展開としては必要ありませんでした。息詰まるラストはもっとハードな解釈で、悲劇として攻めて欲しかったと思います。

ところで、ニコール=キッドマンですが、アフリカにある国が母国というのは俺にとってどうしても連想できませんでした。ミスキャストということではなく、彼女のイメージと全く結び付きません。

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
原題:The Interpreter
製作年:2005年
製作国:アメリカ
内容時間:129分

<スタッフ>
監督:シドニー=ポラック
製作総指揮:シドニー=ポラック、アンソニー=ミンゲラほか
製作:ティム=ビーヴァン、エリック=フェルナー、ケヴィン=ミッシャー
原案:マーティン=スティルマン、ブライアン=ウォード
脚本:チャールズ=ランドルフ、スコット=フランク、スティーヴン=ザイリアン
撮影:ダリウス=コンジ
音楽:ジェームズ=ニュートン=ハワード

<キャスト>
シルヴィア=ブルーム:ニコール=キッドマン
トビン=ケラー:ショーン=ペン
ドット=ウッズ捜査官:キャサリン=キーナー
ニルス=ラッド:イェスパー=クリステンセン
マトボ共和国大統領エドモンド=ズワーニ:アール=キャメロン

<番組紹介/解説>
NYの国連本部を舞台に、某国大統領の暗殺計画に巻き込まれた女性通訳と、彼女を護衛する捜査官の運命の行く末を、N・キッドマンとS・ペンの共演で描く政治サスペンス。

「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」のキッドマンと、「ミルク」のペン。当代きってのトップスター同士が、本作で夢の初共演を実現。NYの国連本部を舞台にした要人暗殺計画が浮上する中、その陰謀に巻き込まれたキッドマンの身辺警護にペンが当たるという設定は、あのおなじみの人気作「ボディガード」とも相通じる物語設定。ただし、主役の2人が各自の信条の違いや過去を背景に、お互いに最後まで緊張感を保ちながら向き合い、安直で甘ったるいラブロマンスに流れないあたりは、S・ポラック監督ならでは。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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