映画『チャッピー』(お薦め度★★★)
ロボットとAIを組合せながら、ロボットを擬人化した異色作です。ロボコップのVFXは見事で、画の作りに違和感はなくリアリティを感じました。しかし、内容に関する面白さは期待したほどではありません。
AIの人間らしさの扱いがコミカルで深さがありません。あまりに楽観的な方向性でまとまっていて、分かりやすいものの来たるべき未来を感じさせる凄みはありませんでした。
更に言えば、キャスティングを外しています。主演クラスの俳優がセコイ悪役とは座り心地の悪さを感じるだけでした。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:Chappie
製作年:2015年
製作国:アメリカ・メキシコ
内容時間:121分<スタッフ>
監督:ニール=ブロンカンプ
製作:ニール=ブロンカンプ、サイモン=キンバーグ
脚本:ニール=ブロンカンプ、テリー=タッチェル
撮影:トレント=オパロック
音楽:ハンス=ジマー<キャスト>
チャッピー:シャールト=コプリー
ヴィンセント:ヒュー=ジャックマン
ディオン:デヴ=パテル
ニンジャ:ニンジャ
ヨーランディ:ヨ=ランディ=ヴィッサー
ミシェル:シガニー=ウィーヴァー<番組紹介/解説>
話題のSF映画「第9地区」の鬼才N・ブロンカンプ監督が新たに放った、ユニークなハードSFアクション。人工知能を搭載しているが無垢なロボット、チャッピーの運命は?舞台は「第9地区」と同じく、近未来の南アフリカ。学習型人工知能を搭載するが、行動するために必要な情報や経験がまったくなく、人間の子どものようなロボット、チャッピー。ギャングと暮らすことで悪に染まるのか、それとも……。迫力あるアクションと人間に関する考察が共存し、興味深い佳作となった。「第9地区」に主演したS・コプリーが本作では、ロボットのチャッピーの動きのもとになるモーションキャプチャーとその声(原語版)の両方を熱演。H・ジャックマン、S・ウィーヴァーら大物スター陣が共演。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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