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2016.03.04

映画『クラウン』(お薦め度★★)

怖さは皆無で、観ていて気持ちの悪さばかりが目立ちます。
予定調和で無いにもかかわらず、中盤では飽きてしまう致命的な構成と編集でした。

本作のピエロ(クラウン)から受ける恐怖が、かなりズレています。バンパイアや狼男などのように、誰もが抱く共通な恐怖があり、それぞれのキャラクターに応じて物語が進行しない限り、鉄板な恐怖作品にはなりません。

ピエロに相応しくない本作の恐怖ではピンと来ません。最終的に蝕まれる姿が、傍若無人の悪行と真逆なので、そもそものキャラクターデザインに無理があったようです。

以下、WOWOWオンラインから転載。

<作品データ>
原題:Clown
製作年:2014年
製作国:アメリカ・カナダ
内容時間:100分

<スタッフ>
監督:ジョン=ワッツ
製作:イーライ=ロス、コディ=ライダー、マック=カプチーノ
脚本:ジョン=ワッツ、クリストファー=フォード
撮影:マシュー=サント

<キャスト>
ケント:アンディ=パワーズ
クラウン:イーライ=ロス
メグ:ローラ=アレン
カールソン:ピーター=ストーメア

<番組紹介/解説>
子どもたちの人気者であるクラウン(ピエロ)が、もしも連続殺人鬼だったら……。「ホステル」第1・2作のE・ロス監督が製作・出演を務めた、異色のショッキングホラー。

ロスは本作で監督・脚本を担当したJ・ワッツとC・フォード(本作で脚本を担当)が手掛けた本作のフェイク予告編に自分の名前を勝手に使われたが、それをきっかけに、この長編化に当たって自ら製作・出演を買って出たという。クラウン(ピエロ)が殺人鬼という、シニカルでありながらどこか究極のブラックユーモアをにおわせる作風は、ロスが参加してきた各作品に通じる独自のムードだ。そんなワッツ監督、2017年に全米公開される「スパイダーマン」の最新リブート編で監督を務めるという、今後要注目の才能だ。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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