映画『アーロと少年』(お薦め度★★★)
ピクサー・アニメーション・スタジオ製作としては、物足りなさがあります。ピクサー作品の中ではレベルが低いです。
登場人物が、「これなの?!」と予想外の設定です。しかも肝心のキャラクターに対して思い入れできる領域までの物語性はありません。ピクサー作品と言えば、新たに出会うキャラクターに対して、映画によって虜にさせられてしまうピクサーマジックがありますが、本作では不発です。
山や河を描いた大自然の映像リアリティは、もはや実写領域にあり、物凄さを見せつけます。しかし、キャラクターたちに関する動きは特筆すべき点はありませんでした。
ディズニーの一員になったピクサーは、子ども向けの要素が強まったように感じます。ディズニーはファミリー向けが前提なので、従来のピクサー作品のように大人が楽しめるというものが少なくなるでしょう。
<作品データ>
公開日:2016年3月12日
原題:The Good Dinosaur
製作年:2015年
製作国:アメリカ
配給:ディズニー
上映時間:93分<スタッフ>
監督:ピーター=ソーン
脚本:メグ=レフォーブ
製作:デニス=リーム
製作総指揮:ジョン=ラセター、リー=アンクリッチ、アンドリュー=スタントン
音楽:マイケル=ダナ、ジェフ=ダナ
日本版エンドソング:Kiroro「Best Friend ~Mother Earth Version~」<キャスト>
アーロ:石川樹
アーロのママ:安田成美
ブッチ:松重豊
ナッシュ:八嶋智人
ラムジー:片桐はいり<鑑賞チャネル>
RBB TODAYのディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』親子限定特別試写会
→虎ノ門ヒルズ オズワルド・シアター(ウォルト・ディズニー・スタジオ試写室)
・座席数60席で参加者が20名くらいでした。小さいながらも音響や画面が大きく感じられて良い試写室でした。
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