「陥入爪(かんにゅうそう)」を巻き爪と誤診されて、3つ目の病院で治療中です
息子が昨年から治療しています。
元々、息子の足の爪の形は先端のほうが広がる扇型で上向きに伸びる形状です。爪が伸びてくると接している皮膚を刺しやすい傾向がありました。
昨年のGW明けから現在までの診断経緯です。
①初めの皮膚科:巻き爪(治療で深爪された)
②前述に紹介された外科:深爪
③ググッて探した皮膚科:陥入爪(深爪が原因)
約1年前に息子が右足の親指を踏まれて親指の爪が痛いと訴えるので、近所の皮膚科(①)を受診しました。
右親指の爪の右側の皮膚が腫れていてジュクジュクした状態です。医師は直ぐに「巻き爪」と診断し、爪の根元の皮膚に当たっている爪の部分を深く切って対処療法をしてくれました。「巻き爪」を本格的に治すには、外科ではあるが「巻き爪」の名医を紹介するとのことで教えてもらいました。
紹介してくれた外科(②)の医師は患部を診るなり、「巻き爪」ではなく「深爪」と診断です。何と紹介先の皮膚科は誤診でした。しかも治療のために「深爪」の追い打ちをしてくれていました。外科医は、「深爪」が伸びてくれば治ると言ってくれ、治療は爪と皮膚の間に少量の脱脂綿をピンセットで詰め込む荒療治です。見た目に痛そうで、本人は相当に痛がっていました。
それでも、爪が伸びれば直ると信じて通院していましたが、なかなか治りません。途中で治療している爪をぶつけて内出血させたりで、半年前には外科医が両親指の爪を半分に切断して、更に爪が伸びるのを待つことにしました。
年が明けて、深爪から脱したつもりでいたのですが、左親指の爪の内側が軽い腫れがあり、息子は時々痛む様子です。さらに悪いことに今度は左親指を踏まれて、腫れが酷くなりました。以前から心配してくれている学校の担任からも「何とかしたほうが良い」と忠告がありました。
こうなったら医者を替えるしかありません。最初の失敗をしないように皮膚科でも爪の専門医を探すことにしました。ググると「巻き爪」と並んで聞いたことがない「陥入爪」という言葉が一緒に登場します。症例として掲載されている写真を見ると、息子の患部とピッタリ合致しています。
ということで先月から爪の専門医(③)で治療を開始しましています。息子の患部を診るなり「陥入爪」と診断してくれました。「陥入爪」とは爪が周囲の皮膚にに刺さって生じる炎症です。
2つの治療法を提案されました。
・手術で爪の根本を切るか
・液体窒素で腫れた皮膚を剥離させて経過をみるか(塗り薬とテーピングが必須)
手術はかなり痛いとの説明で、痛いのが嫌な息子は後者を選択しました。患部にサランラップを掛けて、その上から大きな綿棒を液体窒素で冷却して患部にそって腫れた皮膚を凍らせてます。その後で患部の炎症を抑えるために抗生物質の塗り薬(ゲンタシン軟膏0.1%)を塗ってテーピングしてくれました。これを毎週受診して繰り返します。
陥入爪を手術しても、再発する可能性があるとのことです。思い返せば②の深爪が伸びてきたにも関わらず治らなかった理由がこれだったようです。
息子の陥入爪がいつ治るのかわかりませんが、爪の治療は爪を専門とする皮膚科を選ばなければならないことを痛感しています。みなさんも注意しましょう。
| 固定リンク
コメント