映画『シンデレラ』(お薦め度★★)
主演のリリー=ジェームズは、「世界中のラブストーリーの原点であり、すべての女性に捧げるディズニー・ラブストーリーの頂点」に相応しいのヒロインには思えません。特別な魅力を感じません。
美しいというより、健康美な女性でピンときません。演技力がずば抜けているわけでもありません。
実写化は必要だったのかと思わせる出来です。悪くわないが良くもないといったところです。実写化において、ブルーのドレスだけは見応えがありました。
全体のテンポが今一つで、ファンタジーに必要な盛り上がり感に物足りなさがありました。
本作で、シンデレラの名前の由来がわかります。 灰(cinder)とシンデレラの本名Ella(エラ)を合わせてCinderella( 灰かぶりのエラ)だそうです。要はあだ名で継母たちが蔑称として使ったものです。
にも関わらず、本人がそれを使うのは理解できませんでした。物語のタイトルとしての“シンデレラ”はわかりますが、劇中に本人が名乗る名前ではありません。
ディズニー実写版はこれで3連敗です。アニメ作品と違って前途多難な印象です。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:Cinderella
製作年:2015年
製作国:アメリカ
内容時間:106分<スタッフ>
監督:ケネス=ブラナー
製作:サイモン=キンバーグ、アリソン=シェアマー、デヴィッド=バロン
脚本:クリス=ウェイツ
撮影:ハリス=ザンバーラウコス
音楽:パトリック=ドイル<キャスト>
エラ/シンデレラ:リリー=ジェームズ
継母(トレメイン夫人):ケイト=ブランシェット
キット(王子):リチャード=マッデン
フェアリー・ゴッドマザー:ヘレナ=ボナム=カーター
大佐:ノンソー=アノジー
大公:ステラン=スカルスゲールド
ドリゼラ:ソフィー=マクシェラ
アナスタシア:ホリデイ=グレインジャー
国王:デレク=ジャコビ<番組紹介/解説>
ディズニーアニメーションの名作としても知られる有名童話を実写映画化したロマンティックファンタジー。L・ジェームズがシンデレラ役を射止め、一躍注目の女優となった。1950年にディズニーがアニメーション化し、現在も愛されているプリンセス物語の原点にして頂点の名作を、ディズニー自らが実写映画化。文芸作から娯楽作までこなす監督兼俳優の才人K・ブラナーが、奇をてらうことなく直球勝負で豪華絢爛なおとぎ話の世界を描いて見せた。TVドラマ「ダウントン・アビー」などに出演してはいるが、知名度が高いとはいえなかった若手女優ジェームズがオーディションで主演を射止め、文字通りのシンデレラガールとなった。共演はK・ブランシェット、H・ボナム=カーターなど。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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