映画『HERO(2015)』(お薦め度★★★)
意外と楽しめました。
2007年の劇場版よりも良く仕上がっていました。
派手なダンプカーとの接触シーンは映画ならではと感心しました。木村拓哉と佐藤浩市との対決場面も見応えがありました。
ただし、扱う事件がサスペンス性に乏しく、深みのない話です。解決が相手に恵まれるという日本的な安直さがあります。どんな相手でも必ず分かってくれるはずという旧来からの邦画のオチは甘さしか感じません。
結局、求められているのは社会派ドラマではなく、恋愛ドラマなのでしょう。ラストの雨宮舞子の決断は評価できません。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
製作年:2015年
製作国:日本
内容時間:120分<スタッフ>
監督:鈴木雅之
脚本:福田靖
撮影:蔦井孝洋
音楽:服部隆之<キャスト>
久利生公平:木村拓哉
麻木千佳:北川景子
田村雅史:杉本哲太
宇野大介:濱田岳
井戸秀二:正名僕蔵
馬場礼子:吉田羊
マスター:田中要次
雨宮舞子:松たか子
松葉圭介:佐藤浩市<番組紹介/解説>
木村拓哉ほか、豪華キャストが共演した社会派群像ドラマの劇場版第2作。大使館裏の通りで起こった交通事故。裏に隠された大掛かりな陰謀に普段着のユニークな検事が挑む。2001年の最初のドラマ版に始まり、2006年のスペシャルドラマと翌2007年の劇場版第1作、そして2014年のドラマ版第2弾に続く劇場版第2作。前作は大物ゲストや韓国ロケなどが話題になったが、今作は派手な仕掛けを抑え、「HERO」の原点に立ち戻った。北川景子扮する第2シリーズからのヒロイン、麻木に加え、第1弾のヒロイン、松たか子演じる雨宮舞子も登場し、木村が演じる久利生と絶妙の掛け合いを見せる。加えて久利生が所属する城西支部の仲間たちとの、息の合ったチームワークも見ものだ。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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