映画『ロシアン・スナイパー』(お薦め度★★★)
ロシア映画のクオリティの高さに驚かされます。
『メトロ42』以来、久しぶりですが、クリント=イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』よりも、作品としての完成度に圧倒されます。
第二次世界大戦でのドイツ軍との戦いにおいて、最前線での狙撃手としての紙一重の生と死、そして愛が描かれた秀作です。ソ連に進行したドイツ兵を“ファシスト”と呼び徹底抗戦する事実を冷徹に描きます。
女性でありながら、抜きん出た狙撃の才能によって狙撃手として愛と青春を捧げる潔さに感服しました。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:Bitva za Sevastopol
製作年:2015年
製作国:ロシア・ウクライナ
内容時間:123分<スタッフ>
監督:セルゲイ=モクリツキー
脚本:セルゲイ=モクリツキー、マクシム=ブダリン、エゴール=オレソフ
撮影:ユーリー=コロル
音楽:エフゲニー=ガルペリン<キャスト>
リュドミラ=パヴリチェンコ:ユリア=ペレシルド
エレノア=ルーズヴェルト:ジョーン=ブラッカム
レオニード:エフゲニー=ツィガノフ
マカーロフ:オレグ=ヴァシルコフ
マーシャ:ポリーナ=パクホモバ<番組紹介/解説>
第2次世界大戦中、戦場に身を投じ、300人以上のドイツ兵を射殺した凄腕のロシア人女性スナイパーがいた。この伝説的な英雄の実像をドラマティックに描いた戦争ドラマ。クリント・イーストウッド監督の話題作「アメリカン・スナイパー」が、イラク戦争で活躍した実在の狙撃手クリス・カイルの姿を描いたのに対し、この「ロシアン・スナイパー」の主人公L・パヴリチェンコはなんと、まだ若い女性。しかもカイルの公式射殺記録の160人に対し、パヴリチェンコの戦果は309人で、これはあくまで映画の中の虚構かと思いきや、歴史的事実であるというからビックリ。りんとした美しさが印象的なY・ペレシルドが演じる、あまりにもドラマティックな彼女の半生は、ぜひ見てのお楽しみだ。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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