映画『名もなき塀の中の王』(お薦め度★★★★)
父性とバイオレンスを両立させた見事な映画です。
ヒリヒリする暴力が蔓延する監獄で、ギリギリの人間性が問われます。
何なんしょう、この深さは。イギリスでなければ出来ない作品だと思います。
良い意味で真にプライドがある物語でした。
刑務所を舞台に父と子の関係をここまで深く描いたドラマは過去に無いと思います。
ラストシーンに涙しました。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:Starred Up
製作年:2013年
製作国:イギリス
内容時間:106分<スタッフ>
監督:デヴィッド=マッケンジー
製作:ジリアン=バーリー
脚本:ジョナサン=アッセル
撮影:マイケル=マクドノー<キャスト>
エリック=ラヴ:ジャック=オコンネル
ネヴィル=ラヴ:ベン=メンデルソン
オリヴァー:ルパート=フレンド
副刑務所長ヘインズ:サム=スプルエル
ハッサン:アンソニー=ウェルシュ<番組紹介/解説>
少年院から成人刑務所へと“格上げ”移送された19歳の札付きの不良少年が、古株の囚人たちや看守らと壮絶な闘いを繰り広げるさまを鮮烈に描いたサバイバルドラマの秀作。かつてロンドンの刑務所で実際に囚人相手の心理療法士として働いた経験を持つJ・アッセルの脚本をもとに、「猟人日記」のD・マッケンジー監督が刑務所という閉鎖空間の中で繰り広げられる過酷な弱肉強食の実態を徹底的にリアルに映画化。ひたすら暴力を振るうことでしか自らの存在を表現できなかった問題児の主人公が、刑務所内で再会した父親や心理療法士との対話を通じて、より強くたくましく成長していくさまをパンチの利いた演出で鮮烈に描き出し、絶賛を博した。主演は「ベルファスト71」のJ・オコンネル。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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