映画『シグナル』(お薦め度★★)
SFホラーで種明かしをしっかり行って、衝撃のラストですが、御粗末です。
世界観が風船が割れるように一瞬で萎みました。前提となる設定をすり替えるだけすり替えた結果は、驚かされたというよりも、軽い怒りを覚えました。
どんでん返しをしたいだけの意図しか感じられません。ラストシーンまで何故だろう、どうなるのだろうと考えを巡らせた挙句に、それが全くの徒労だったことを感じさせるだけです。
ウィリアム=ユーバンク監督が用いるトラップはマイナス的に要注意です。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:The Signal
製作年:2014年
製作国:アメリカ
内容時間:98分<スタッフ>
監督:ウィリアム=ユーバンク
製作:ブライアン=カヴァナー=ジョーンズ、タイラー=デヴィッドソン
脚本:ウィリアム=ユーバンク、カーライル=ユーバンク、デヴィッド=フリガリオ
撮影:デヴィッド=ランゼンバーグ
音楽:ニマ=ファクララ<キャスト>
ニック:ブレントン=スウェイツ
ヘイリー:オリヴィア=クック
ジョナ:ボー=ナップ
ミラベル:リン=シェイ
ジェームズ:ロバート=ロングストリート
デイモン:ローレンス=フィッシュバーン<番組紹介/解説>
大学のネットワークに侵入した謎のハッカーを追い、彼の残した“シグナル”をたどる主人公たちを待ち受ける衝撃の運命とは。俊英W・ユーバンク監督によるSFスリラー。哲学性を感じさせる美しい映像と音楽で注目された「地球、最後の男」のユーバンク監督が放つ長編第2作。スタイリッシュな映像はそのままに、観る人を選んだ前作より一般性のある作品に仕上がった。謎のハッカーを追う中で、なぜか政府の極秘施設に隔離された大学生たちを思わぬ運命が待ち受ける。よくあるSFサスペンスと思わせて、およそ予想と違う展開へ持っていくユーバンク監督の才気が見もの。衝撃のラストは必見だ。主演は「ギヴァー 記憶を注ぐ者」のB・スウェイツ、共演にL・フィッシュバーン。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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