映画『女教師』(お薦め度★★)
若い性を貪るようなセンセーショナルな内容はありません。タイトルから連想するエロティックさはほとんどありません。
中途半端な描き方のために、主人公の教師が自爆していく展開が分かりにくくほとんど共感できません。それほど罪悪感に苛まれるのであれば、何故教え子と恋愛関係になったのかをしっかりと説明すべきでした。
この物語であれば、教師と生徒という設定で無くても良かったのではと思えます。禁断の恋をテーマにした割に肩透かしを喰らった感じがします。
レビューに当たり、解説を確認したところ女性監督で脚本も担当していたことを知りました。なるほど道理で期待するようなシーンが登場しないはずです。そもそも感性が違っているようです。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:A Teacher
製作年:2013年
製作国:アメリカ
内容時間:76分<スタッフ>
監督・脚本:ハンナ=フィデル
製作:ハンナ=フィデル、キム=シャーマン
撮影:アンドリュー=ドロス=パレルモ
音楽:ブライアン=マコンバー<キャスト>
ダイアナ:リンジー=バージ
エリック:ウィル=ブリテン
ソフィア:ジェニファー=プレディガー<番組紹介/解説>
未成年である教え子の少年を本気で愛してしまった美人高校教師は、次第に罪悪感に悩まされるようになり……。「6年愛」の女性監督H・フィデルによるエロティックドラマ。米国の各映画祭で注目を集め、日本では動画配信で公開された話題作「6年愛」の鬼才女性監督フィデルの前作。“女性教師”という大人向けエンターテインメント業界で人気が高い題材を取り上げながら、ヒロインの揺れる内面に繊細に迫ったのは女性監督フィデルならでは。ダイレクトにエロティックな場面は少ないが、「6年愛」にも出演したL・バージ(昔でいうトランジスタグラマータイプ)はそんなヒロイン役を自然体で演じ、それが男性目線からはむしろたまらなくセクシーで魅力的というのも独特の味わいがある。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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