映画『サスペクツ・ダイアリー』(お薦め度★★★)
過激っぽい設置ながら、定石を押さえたヒューマンドラマです。
父と子の確執と和解をストレートに表現しています。
自虐的で破滅型の人間が苦痛や挫折を繰り返すものの、ある意味お決まりのパターンで落とし所を見つけます。直接対決によるアメリカ人らしい分かりやすい展開でした。
それにしても、邦題の難解さは絶望的です。
サスペクツ(suspects)とは、suspectの三人称単数現在。suspectの複数形。(前もって)感づく、 うすうす気づくの意味ですが、全く内容が連想できないタイトルです。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:The Adderall Diaries
製作年:2015年
製作国:アメリカ
内容時間:87分<スタッフ>
監督・脚本:パメラ=ロマノウスキー
製作:ジェームズ=フランコ、ヴィンス=ジョリヴェット、ジェームズ=リーチほか
撮影:ブルース=ティエリー=チャン
音楽:マイケル=アンドリュース<キャスト>
スティーヴン=エリオット:ジェームズ=フランコ
ラナ=エドモンド:アンバー=ハード
ジョシュ:ウィルマー=ヴァルデラマ
ハンス=ライザー:クリスチャン=スレイター
ニール=エリオット:エド=ハリス<番組紹介/解説>
かつて父親に虐待された苦い体験を持つ作家が、とある裁判を傍聴していく過程で、自らの過去と和解していくさまを、J・フランコの主演と共同製作で綴った人間ドラマ。作家のS・エリオットが自らの実体験を綴った回想録を重層的なタッチで映画化した、異色の人間ドラマ。彼の映画監督デビュー作「チェリーについて」にも出演したフランコが、自ら共同製作も兼ねて悩める主人公を熱演するほか、ジョニー・デップとの離婚騒動で世間を騒がすA・ハードや、E・ハリス、C・スレイターら、豪華多彩なキャストが集結。監督は、やはりフランコ主演・共同製作のオムニバス映画「スパークリング・デイズ」に参加した新進女性監督P・ロマノウスキー。WOWOWの放送が日本初公開。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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