映画『デビルズ・ノット』(お薦め度★★★)
中途半端です。
実話に基づいている作品ではあっても、独自の視点で解釈を試みた訳でもなく主人公の私立探偵は、当時の右往左往される一人として行動するだけです。真相に切り込んでいくと思っていたものの、その他大勢と変わらない消極的な行動は意外でした。
カナダの鬼才と呼ばれるアトム=エゴヤン監督の『白い沈黙』が優れていたので、一つ前に撮った作品を観たのですが、期待外れでした。
本編が終わってエンドロールに事件のその後が語られるテロップが事件の真相に近づいている内容だっただけに、本作で描かれるメインストーリーに対して消化不良な感覚しか残りませんでした。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:Devil's Knot
製作年:2013年
製作国:アメリカ
内容時間:115分<スタッフ>
監督:アトム=エゴヤン
製作:エリザベス=フォウラー、リチャード=サパースタイン、クラーク=ピーターソンほか
脚本:ポール=ハリス=ボードマン、スコット=デリクソン
撮影:ポール=サロッシー
音楽:マイケル=ダナ<キャスト>
ロン=ラックス:コリン=ファース
パム=ホッブス:リース=ウィザースプーン
クリス=モーガン:デイン=デハーン
バーネット判事:ブルース=グリーンウッド
ダミアン=エコールズ:ジェームズ=ウィリアム=ハムリック<番組紹介/解説>
アメリカで実際に起き、物議を醸した疑惑の“ウエスト・メンフィス3”事件を、カナダの鬼才A・エゴヤン監督が実力派を主役陣に迎えて映画化した異色サスペンスドラマ。全米を震撼させた3人の児童の猟奇殺人事件と、その後、警察のずさんな捜査のせいで迷走をたどり、一層の騒ぎを巻き起こすことになった事件の裁判。1993年、アメリカ中南部ウエスト・メンフィスで実際に起き、物議を醸すことになった疑惑の未解決事件を、「スウィート ヒアアフター」のエゴヤン監督が独自のタッチでスリリングに映画化。警察のずさんな捜査法に疑問を抱き、独自の調査を開始する私立探偵を熱演するのは、「英国王のスピーチ」で第83回アカデミー主演男優賞に輝いた実力演技派C・ファース。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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