映画『こわれゆく女』(お薦め度★)
何も共感できません。
夫婦ともに壊れていて、夫の行動や攻撃的な言動のほうがより病的です。
1970年代は、まだ精神病の特効薬が無かったことで悲劇的な状況だったのでしょうが、それに輪をかけて騒ぎを大きくする夫の駄目さ加減に辟易しました。
WOWOWシネマをナビゲートする映画好きの俳優・斎藤工と板谷由夏のうち板谷がお薦めとして放映された作品ですが、これほど響かないものを紹介されて迷惑でした。
邦題もいただけません。「こわれている夫婦」が当てはまる内容です。一番の被害者は3人の子供たちでした。現代のアメリカであれば保護される対象のではないでしょうか。
以下、WOWOWオンラインから転載。
<作品データ>
原題:A Woman Under the Influence
製作年:1974年
製作国:アメリカ
内容時間:147分<受賞歴>
第32回 (1974年) ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)[ジーナ・ローランズ]<スタッフ>
監督・脚本:ジョン=カサヴェテス
製作:サム=ショウ
撮影:マイク=フェリス、デヴィッド=ノウェル
音楽:ボー=ハーウッド<キャスト>
メイベル=ロンゲッティ:ジーナ=ローランズ
ニック=ロンゲッティ:ピーター=フォーク
トニー=ロンゲッティ:マシュー=カッセル
アンジェロ=ロンゲッティ:マシュー=ラボルトー
マーガレット=ロンゲッティ:キャサリン=カサヴェテス
マーサ=モーテンセン:レディ=ローランズ
アドリエンヌ=ジェンセン:アレクサンドラ=カサヴェテス<番組紹介/解説>
心のバランスを崩した妻とそんな彼女の危なっかしい様子を不安そうに見守る夫。彼らの夫婦愛を全編すさまじいまでの緊迫感で描き切った、J・カサヴェテス監督中期の傑作。お互いに深く愛し合いながらも、心のすれ違いを繰り返して懸命にもがく1組の夫婦。そんな彼らが、時に滑稽、時に悲痛きわまりない切羽詰まった状況下で繰り広げる凄絶な人間ドラマを、J・カサヴェテス監督が彼ならではの独自の演出で鮮烈に表現。また、G・ローランズが精神のバランスを崩したヒロインに扮して、圧巻の熱演を披露。第47回アカデミー賞で、それぞれ監督、主演女優賞にノミネートされるなど、一躍高い評価を得た。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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