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2016.10.04

映画『ボヴァリー夫人とパン屋』(お薦め度★★★★)

小粋で小洒落たエレガントな映画です。しかもエロティックで申し分ありません。   
悲劇的な展開をエンディングで喜劇に振り切らせる巧みさに笑いました。主人公のお節介な妄想じじぃは何とも憎めないキャラクターです。   
 
本作品のヒロイン・ジェマ=アータートンの官能的な存在が堪りません。最初登場したときは特に何も感じさせないのに、後半になるに従って肉感的で輝くほどの美しさを披露します。流石は世界的な女優です。   
 
不倫というテーマですが、単純でなく複雑でもないストーリーの構成はお見事で卓越しています。ペットの使い方も抜群でキュートでした。フランス映画のレベルも凄いです。

 

以下、WOWOWオンラインから転載。

 
   

<作品データ>    
原題:Gemma Bovery      
製作年:2014年      
製作国:フランス      
内容時間:100分

   

<スタッフ>    
監督:アンヌ=フォンテーヌ      
製作:フィリップ=カルカソンヌ      
脚本:パスカル=ボニツェール、アンヌ=フォンテーヌ      
撮影:クリストフ=ボーカルヌ      
音楽:ブリュノ=クーレ

   

<キャスト>    
マルタン=ジュベール:ファブリス=ルキーニ      
ジェマ=ボヴァリー:ジェマ=アータートン      
チャーリー=ボヴァリー:ジェイソン=フレミング      
ヴァレリー=ジュベール:イザベル=カンディエ      
エルヴェ:ニールス=シュナイダー

   

<番組紹介/解説>    
近代小説の傑作「ボヴァリー夫人」を現代風にひねったフランスの人気グラフィックノベルをもとに、若き人妻の不倫劇を近所のパン屋の視点を通して官能的に綴った艶笑喜劇。

   

パン屋を営む中年男の前に、小説「ボヴァリー夫人」のヒロインの名であるエマ(Emma)とよく似た、ジェマ(Gemma)・ボヴァリーなる若くて魅力的な人妻が出現。かくして彼女の運命を小説のヒロインのそれと同一視するようになったパン屋の妄想と暴走により、現代のボヴァリー夫人の危険な不倫劇が進行していくことに…。くしくもそのジェマを本名に持つイギリスの人気女優アータートンが、若き人妻をハマリ役で官能的に演じるほか、妄想親父を絶妙の味で好演するのは、「危険なプロット」のF・ルキーニ。

   

<鑑賞チャネル>      
WOWOW

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