映画『眉山』(お薦め度★★★)
松嶋菜々子が美しいです。
歌手・さだまさしの小説が原作ということで、観るのをためらってきましたが、なかなかどうしてよく構成された物語でした。
演出が冴えており、ワンシーンごとの間の取り方が王道の邦画らしく、心に染みわたります。母親役の宮本信子の凛として佇まいが作品を締めます。
クライマックスの阿波踊りの隊列の中にヒロインが入っていくシーンは情感あふれ、日本の美を感じました。この時に家族が視線で結ばれる日本人ならではの奥ゆかしさにしみじみとしました。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2007
制作国:日本<スタッフ>
監督:犬童一心
脚本:山室有紀子
撮影:蔦井孝洋
音楽:大島ミチル<キャスト>
河野咲子:松嶋菜々子
河野龍子:宮本信子
寺澤大介:大沢たかお
大谷啓子:円城寺あや
篠崎孝次郎:夏八木勲
<番組紹介/解説>
人気歌手・タレントのさだまさしが2004年に発表した小説第3作「眉山」を映画化。宮本信子&松嶋菜々子が母娘に扮して激しくも切ない愛憎劇を披露する感動ドラマ。
東京の旅行代理店に勤める30代の独身女性・咲子は、徳島でひとり暮らしをしている母親・龍子が入院したと聞かされ、久々に帰郷。咲子は、母親が末期ガンを患っていることを知るが、龍子は病室でひとり毅然と振る舞っていた。子供の頃から父親は死んだと聞かされ、母子家庭の下、勝気な性格の龍子に反発を覚えながら大人に成長した咲子だったが、実は自分の父親がまだ生きているという意外な事実を初めて知り、愕然とする。
<鑑賞チャネル>
dTV(2月4日まで無料です。)
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