映画『男はつらいよ 寅次郎物語』(お薦め度★★★)
寅さんの子どもの扱い方の見事さに感心させられました。昔の小父さんはみんな寅さんのように接していたと思います。大人が大人らしく、子どもが子どもらしい時代を懐かしみました。
それと、マドンナ・秋吉久美子の相手役を選ばない女子力に驚かされました。すでにシリーズ終盤の寅さんは高齢で自分の恋愛がメインでは無くなっています。にもかかわらず、寅さん相手に夫婦ごっこを違和感なく演じられる秋吉久美子の才能には尋常でないものを感じました。
寅さんの歴代のマドンナの中でも堂々たる存在感をアピールしていました。第39作は何度でも観たくなる作品です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:1987
制作国:日本
内容時間:102分<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
高井隆子:秋吉久美子
ふで:五月みどり
真珠店の女将:河内桃子
秀吉:伊藤祐一郎
警官:イッセー尾形<番組紹介/解説>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズの第39作。寅次郎に隠し子がいた……と思われたのは実は誤解だったが、その後も事件が。マドンナ女優は秋吉久美子。五月みどり共演。テキヤの寅次郎の実家“とらや”に少年が訪ねてくる。“とらや”の面々は寅次郎の隠し子かと誤解するが、秀吉というその少年は寅次郎の亡くなった同業者の息子で、寅次郎は名付け親だった。そうして寅次郎は秀吉の母親探しをすることになり、奈良へ。そこで病気になった秀吉の看病を手伝ってくれた化粧品のセールスウーマン隆子と出会う。恋愛に不運な隆子は秀吉が息子で寅次郎はパパ、自分はママという疑似家族関係を面白がり…。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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