映画『X−MEN:アポカリプス』(お薦め度★★★)
新三部作は『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』が大傑作で華々しくスタート出来ましたが、次作の『X-MEN:フューチャー&パスト』で急ブレーキがかかりました。それを何とか立て直して最後の3作目で何とかまとめました。1作からのその後を直接描いた印象です。
物語は深みがありません。マグニートーを善人にするために薄っぺらい悲劇を挿入してきました。しかも、彼以上の最強・最悪の悪人を新キャラに投入しました。陳腐すぎです。そのため舞台が地球という惑星規模に拡張したため、リアリティは無くなりました。ハリウッド映画と言え予算が潤沢でも、地球規模のVFXは作り物にしか観えません。
圧巻の映像表現は健在なので、クライマックスの戦闘シーンは見応えがありましたが、新三部作を飾る内容ではありません。プロフェッサーXの頭が禿げた理由はわかりました(笑)
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:X-Men: Apocalypse
制作年:2016
制作国:アメリカ
内容時間:144分<スタッフ>
監督:ブライアン=シンガー
製作:サイモン=キンバーグ、ブライアン=シンガーほか
脚本:サイモン=キンバーグ
撮影:ニュートン=トーマス=サイゲル
音楽:ジョン=オットマン<キャスト>
チャールズ=エグゼビア/プロフェッサーX:ジェームズ=マカヴォイ
エリック=レーンシャー/マグニートー:マイケル=ファスベンダー
レイヴン=ダークホルム/ミスティーク:ジェニファー=ローレンス
エン=サバ=ヌール/アポカリプス:オスカー=アイザック
ハンク=マッコイ/ビースト:ニコラス=ホルト
モイラ=マクタガート:ローズ=バーン
ピーター=マキシモフ/クイックシルバー:エヴァン=ピーターズ<番組紹介/解説>
古代エジプト時代に封印された最初にして最強のミュータント“アポカリプス”が復活。神のごとき力を持つ敵を相手に、X−MENの勝機はあるか? 新3部作最終章。古代エジプトに君臨し、反乱によって封印された最初にして最強のミュータント、“アポカリプス”。だが、5000年以上後の1983年、彼はミュータントを神聖視するカルト集団によって復活する。堕落した世界を立て直すため、4人の強力なミュータントを“黙示録の四騎士”として従えるアポカリプス。その中にはマグニートーの姿もあった。一方、プロフェッサーXは若きX−MENたちとアポカリプスの野望に立ち向かうが……。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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