映画『後妻業の女』(お薦め度★★★)
大竹しのぶの悪女っぷりが物足りません。
ピカレスクの物語をコメディで逃げる監督の感覚が分かりません。金を奪うために犯罪を犯すという本質を避けてしまって、リアリティを感じませんでした。
現実世界では、本作以上の後妻業による凶悪な犯罪が行われています。
社会派サスペンスとして、シリヤスにスリリングに描いてくれたほうが説得力を持ったと思います。
話題性があったのに、中途半端な脚本で残念です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2016
制作国:日本
内容時間:128分<スタッフ>
監督・脚本:鶴橋康夫
撮影:柳島克己
音楽:羽岡佳<キャスト>
武内小夜子:大竹しのぶ
柏木亨:豊川悦司
中瀬朋美:尾野真千子
西木尚子:長谷川京子
三好繭美:水川あさみ
舟山喜春:笑福亭鶴瓶
中瀬耕造:津川雅彦
本多芳則:永瀬正敏<番組紹介/解説>
大竹しのぶ、豊川悦司らが共演し、黒川博行の小説「後妻業」を映画化。2016年8月に公開されて話題を呼んだ、ブラックユーモア悪女コメディ。WOWOW製作参加作品。小夜子はある結婚相談所が主催する婚活パーティーで出会った男性、中瀬と交際し始め、彼と結婚して妻になるが、中瀬は脳梗塞で他界し、小夜子は中瀬の遺産を相続する。2人いる中瀬の娘のうちのひとり、朋美は小夜子を疑い、弁護士に小夜子のことを調べさせると、小夜子が結婚相談所の所長、柏木と組んで“後妻業”を続けてきた悪女だと分かる。朋美が私立探偵の本多と小夜子の悪行をさらに調べる一方、小夜子は次の標的に近づく。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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