映画『ニック/NICK ラスト・フューリー』(お薦め度★★★★)
第4作でTVムービーとしては、一応の区切りがつきました。
第3作の悲壮な局面から一段落はしたものの、のっけから予断を許さない展開に突入します。このシリーズは変化に飛んでいて飽きさせません。
新たに登場するロシアンコネクションとの戦いに、ニックと敵のフィライトとの間に友情らしきものが芽生えるといったエッセンスは、武士の情け的で日本人にもしっくりとくる内容です。意外とドイツと日本は心情的に通じるところがあるのかもしれません。
しかし、どうも話が複雑になって分かりにくくなりました。そのため後半は少し停滞した雰囲気になりました。
きっとこのモヤモヤは、劇場版となる第5作でスッキリと解決してくれるのではと期待しています。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Tatort: Fegefeuer
制作年:2016
制作国:ドイツ
内容時間:95分<キャスト>
ニック=チラー:ティル=シュヴァイガー
ヤルシン=グメル:ファーリ=ヤルディム
イネス=カルバイ:ブリッタ=ハンメルシュタイン
レニー=チラー:ルナ=シュヴァイガー
ハンナ=レナルツ州検事:エディタ=マロヴチッチ
フィラト=アスタン:エルダル=イルディズ
レーベンブローク:アルント=クラヴィッター
リュッテン:ニルス=ブルーノ=シュミット<スタッフ>
監督:クリスティアン=アルヴァルト
製作:クリスティアン=アルヴァルト、ジークフリート=カムル
脚本:クリストフ=ダルンスタット
撮影:ヤクブ=ベイナロヴィッチュ
音楽:マルティン=トードシャローヴ<イントロダクション>
T・シュヴァイガー主演の刑事アクション第4弾。悲劇の末、フィラトを拘束したニック。だが、彼はやがて政治家やテロ組織の思惑が交錯する陰謀の渦へと巻き込まれていく。「イングロリアス・バスターズ」「ガーディアン」のシュヴァイガーが野獣のようなワイルド刑事を熱演する人気シリーズの第4弾。前作「〜ハードペイン」のラストで起こった悲劇の後、アスタン団首領フィラトを拘束したニックだが、復讐に燃える彼に新たな試練が降りかかる。フィラトの身柄を押さえようとする特殊部隊、テレビ局を占拠し、職員を人質にフィラトの身柄を要求するテロ集団、スキャンダルの発覚を恐れ、フィラト暗殺をたくらむ州内務大臣。それぞれの思惑が入り乱れる中、ニックを待ち受ける運命は……。
<放送内容>
T・シュヴァイガー主演の刑事アクション第4弾。悲劇の末、フィラトを拘束したニック。だが、彼はやがて政治家やテロ組織の思惑が交錯する陰謀の渦へと巻き込まれていく。
テロ集団がテレビ局を占拠、アスタン団首領フィラトを引き渡さなければ人質を殺害すると宣言する。復讐に燃えるニックはフィラトを拘束していたが、状況を知ってフィラトとともにテレビ局へと向かう。そんな中、暴走するニックからフィラトの身柄を押さえたい警察特殊部隊や、スキャンダル隠蔽のためテロ集団と組んでフィラト暗殺を謀る州内務大臣レーベンブロークの思惑が交錯し、ニックの車は次々と襲撃を受けることに……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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