ドラマ「予兆 散歩する侵略者」[全5話](お薦め度★★★)
最終回からようやく本編が始まるような構成で、物語のプロローグだけで終わった印象の作品です。
SFホラーサスペンスとしては、そこそこ怖いものの、プロローグとしては長いし、続編が無いのであれば物足りなさがあります。
低予算のため、ここぞという見せ場がありません。演劇的な空間であれば成立する内容です。
東出昌大のホラーちっくな怪演は見事で、不気味な存在感に圧倒されました。
『散歩する侵略者』のアナザーストーリーなので、機会があれば映画も鑑賞したいと思います。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<オンエア情報>
WOWOW、2017年9月18日放送開始。SFホラーサスペンス。<スタッフ>
原作:前川知大(劇作家・演出家)
監督:黒沢 清(『散歩する侵略者』『クリーピー 偽りの隣人』『岸辺の旅』)
脚本:高橋 洋(「映画「リング」シリーズ」、『蛇の道』)、黒沢 清
音楽:林 祐介(『散歩する侵略者』、「連続ドラマW 贖罪」)<キャスト>
山際悦子:夏帆
山際辰雄:染谷将太
真壁司郎:東出昌大
中村映里子
岸井ゆきの
安井順平
石橋けい
吉岡睦雄
大塚ヒロタ
千葉哲也
諏訪太朗
渡辺真起子
中村まこと
大杉漣<イントロダクション>
「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」概念を奪う「侵略者」はほかにもいた。
映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕のサスペンス。
今、新たな物語が始まる。9月9日(土)に公開される映画『散歩する侵略者』。劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が映画化。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアをもとに誰も見たことがない新たなエンターテインメントが誕生した。そんな映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーを新たな設定、キャストでスピンオフドラマとして製作。映画版とは一味違った、新たな侵略サスペンスが誕生した。
監督を務めるのは映画版と同じ黒沢清。映画『散歩する侵略者』は第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、国内外で大きな話題となったことも記憶に新しい。そんな黒沢が、2012年放送の「連続ドラマW 贖罪」以来5年ぶりにWOWOWのドラマを手掛ける。また、脚本を黒沢とともに担当するのは映画「リング」シリーズで世界にJホラーブームを巻き起こした高橋洋。黒沢とタッグを組むのは1998年公開の映画『蛇の道』以来。そんな黒沢と高橋の作り出す恐怖と驚愕の世界に、夏帆、染谷将太、東出昌大ら、人気・実力を兼ね備えた豪華キャストが集結した。
<ストーリー>
山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。
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