映画『クロノス』(お薦め度★★)
ギレルモ=デル=トロ監督のダークファンタジーと言えば『パンズ・ラビリンス』ですが、長編デビュー作の本作は比較できない内容です。
ともかく古い映画に感じます。盛り上がらない展開にも関わらず、主人公の悲惨さは度を越していました。怖さもスリリングな要素も残念なレベルです。共感できない不条理な世界観の中にあって孫娘アウロラ役の子役が見事な美形の女児で、主人公の祖父をいわわる、いたいけで健気な存在に癒やされました。それだけです。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Cronos
制作年:1993
制作国:メキシコ
内容時間:93分
<スタッフ>
監督・脚本:ギレルモ=デル=トロ
製作:ベルサ=ナヴァロ、アーサー=ゴーソン
撮影:ギレルモ=ナヴァロ
音楽:ハビエル=アルバレス
<キャスト>
ヘスス=グリス:フェデリコ=ルッピ
アンヘル:ロン=パールマン
アウロラ:タマラ=サナス
デ=ラ=グァルディア:クラウディオ=ブルック
メルセデス:マルガリータ=イサベル
<イントロダクション>
後に「パシフィック・リム」をヒットさせる鬼才G・デル・トロの長編監督デビュー作。1937年、小さな謎の機械“クロノス”が人間を吸血鬼に変えていく、戦慄のホラー。
デル・トロ作品には大衆向けヒット作も多い一方、本作は「デビルズ・バックボーン」「パンズ・ラビリンス」「クリムゾン・ピーク」(製作総指揮した「永遠のこどもたち」も)に通じる、デル・トロ独自の妖しくスリリングな美学が見もの。まず“クロノス”の変形に驚かされ、吸血鬼マニアであるデル・トロならではの凝りに凝った描写、絵画のような鮮烈な映像美など、この長編デビュー作でデル・トロが既に自身の世界観を確立させていた事実を再発見させられる。ちなみに“クロノス”とは時間の神とされる存在が由来。
<放送内容>
後に「パシフィック・リム」をヒットさせる鬼才G・デル・トロの長編監督デビュー作。1937年、小さな謎の機械“クロノス”が人間を吸血鬼に変えていく、戦慄のホラー。
16世紀メキシコ。ある錬金術師は永遠の命を与える鍵となる小さな機械を作り、“クロノス”と名付ける。時はたち、1937年。古物商のヘススは偶然、天使の像に隠されていた“クロノス”を見つけるが、それに血を吸われてしまう。以来ヘススは血を飲みたくなり、体も若返っていく。ヘススの孫娘アウロラが祖父を心配して“クロノス”を隠す一方、不老不死になりたい富豪グァルディアはおいのアンヘルに“クロノス”を探させる。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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