映画『おっぱいバレー』(お薦め度★★★)
タイトルのインパクトが最大級の割に期待以上でも以下でもない、70年代のヒット曲満載のノスタルジックな学園ものコメディです。
実話に基づいているとはちょっと意外でした。実話にしてはおそろしく薄っぺらい内容です。バレーボール部員の一人ひとりがほとんど描かれておらず、部顧問の先生と部員たちとの呆れるほど脳天気なドタバタがメインでした。ラストに至っては定番の使い古された青春ドラマの軽さです。しかも、部員たちとの接近を禁じられたのに、堂々と応援する姿はとても実話とは思えません。
結局、1勝もしないポンコツな男子バレーボール部が、部顧問と結託して妄想と自己満足を助長させ肯定するだけでした。そんな物語では何の共感もありません。ハマショーなどの70年代ヒット曲が数多く流れてきたので心情的に及第点としましたが、お色気シーンやボーナスカットが皆無で、おじさんは怒っています。看板に偽りありです(笑)。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2009
制作国:日本
内容時間:103分<スタッフ>
監督:羽住英一郎
製作:堀越徹、千葉龍平、阿部秀司ほか
脚本:岡田惠和
撮影:西村博光
音楽:佐藤直紀
<キャスト>
寺嶋美香子:綾瀬はるか
堀内健次:青木崇高
城和樹:仲村トオル
バレー部先輩・中井:石田卓也
樋口:福士誠治
教頭:光石研
平田育夫:木村遼希
楠木靖男:高橋賢人<イントロダクション>
実話をもとに、新任女性教師の成長と弱小男子バレーボール部員たちの奮闘をさわやかに綴った痛快青春ムービー。水野宗徳の同名小説を綾瀬はるか主演で映画化したヒット作。実話をもとにした水野宗徳の同名小説を、TVドラマ「仁−JIN−」の綾瀬はるか主演で映画化。70年代末を舞台に《試合に勝ったらおっぱいを見せる》という約束をさせられてしまった弱小バレーボール部顧問の女性教師と、おっぱい見たさに奮闘する部員たちの交流を綴る。バレー部とは名ばかりでボールにもろくに触ったことのない少年たちが、思春期ならではの妄想パワーで厳しい特訓を突破していく姿がなんともおかしく、最後には爽やか感動を覚える痛快作となった。監督は「銀色のシーズン」の羽住英一郎。
<放送内容>
実話をもとに、新任女性教師の成長と弱小男子バレーボール部員たちの奮闘をさわやかに綴った痛快青春ムービー。水野宗徳の同名小説を綾瀬はるか主演で映画化したヒット作。1979年。北九州のとある中学校に赴任した国語教師の美香子は、男子バレー部の顧問を任されることになった。だがそのチームは弱小という以前に、部員がボールに触ったことがないというほどやる気ゼロのありさま。実生活でも冴えない彼らはエッチな妄想ばかり人一倍で、美香子は成り行きから《試合に勝てばおっぱいを見せる》という無茶な約束をさせられてしまう。がぜん張り切る部員たちの姿を見て頭を抱える彼女だが……。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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