映画『完全なるチェックメイト』(お薦め度★★★★)
チェスがこれほどまでにスリリングに描かれるとは驚きです。
チェスは将棋や囲碁と同様に知的で紳士的なゲームと考えていたのですが、本作で描かれるチェスの対戦は、戦いというよりも戦争でした。
ともかく主人公のボビー=フィッシャーが、予測不能で危険なアメリカ人です。まさに天才と狂人は紙一重であることを証明しています。盗聴を疑う姿は壊れているとしか言いようがない酷さでした。
サクセスストーリーなのに、あまりに主人公がブッ飛んでいるので、全く共感できない珍しい作品になりました。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Pawn Sacrifice
制作年:2015
制作国:アメリカ
内容時間:116分
<スタッフ>
監督:エドワード=ズウィック
製作:ゲイル=カッツ、トビー=マグワイア、エドワード=ズウィック
原案:スティーヴン=J=リヴェル、クリストファー=ウィルキンソン、スティーヴン=ナイト
脚本:スティーヴン=ナイト
撮影:ブラッドフォード=ヤング
音楽:ジェームズ=ニュートン=ハワード<キャスト>
ボビー=フィッシャー:トビー=マグワイア
神父ビル=ロンバーディ:ピーター=サースガード
ボリス=スパスキー:リーヴ=シュレイバー
ポール=マーシャル:マイケル=スタールバーグ
ジョーン=フィッシャー:リリー=レーブ<イントロダクション>
それは、世界が震えた〈神の一手〉。1972年、米ソ両大国の威信を懸けたチェスの世界王者決定戦における天才B・フィッシャーの伝説的戦いをスリル満点に描いた痛快作。米ソの冷戦時代を背景に、アメリカから彗星のごとく現われたチェスの天才フィッシャーが、1972年、チェスの世界王者決定戦においてソ連の王者と繰り広げた世紀の対決の様子を、「ラスト サムライ」のE・ズウィック監督がユーモアとサスペンスを織り交ぜながら映画化。IQが187という驚異的な知能指数を誇る一方、数々の奇行でも知られた風変わりな天才主人公のフィッシャーを、「スパイダーマン」シリーズでおなじみのT・マグワイアが愛嬌たっぷりに好演。まるで嘘みたいに愉快な実話劇に仕上がった。
<放送内容>
それは、世界が震えた〈神の一手〉。1972年、米ソ両大国の威信を懸けたチェスの世界王者決定戦における天才B・フィッシャーの伝説的戦いをスリル満点に描いた痛快作。1972年、アイスランドで開催されたチェスの世界王者決定戦。それまで20年以上、ソ連人同士で王者を争ってきたこの大会に、アメリカから現われた若き天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーが登場。ソ連の王者ボリス・スパスキーとの対決に、米ソ両大国の威信を懸けた“知の代理戦争”として、世界中の人々の注目が集まることに。けれども変わり者ボビーの行動は誰にも予測不能で、驚愕の運命が皆を待ち受けていた…。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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