ドラマ「刑事ゆがみ」[全10話](お薦め度★★★)
浅野忠信と神木隆之介のダブル主演によるバディはまずまずでした。
序盤の脚本の出来が意外に良く、刑事二人のコントラストを見事に描いていました。さらに、ハッカー役の山本美月によるブサガールさが新しいキャラクターで興味を引きました。
後半に入ると脚本の粗さが目立ち、最終章(#9、10)で明かされる本作最大のミステリー・ロイコ事件の真相とその展開の破綻ぷりはいただけませんでしたが、何故か心情的に訴えるものがあり、涙を誘いました。
どうしてどうして続編を期待したくなる作品です。
なお、2017年秋の新ドラマの中で唯一視聴したドラマです。これ以外で観たいと思わせる作品はありませんでした。
それにしても、オンエア中に浅野忠信の実父で事務所社長が覚せい剤取締法違反で逮捕されるという事件が起きましたが、放映には影響が無く好評のうちに終了できたのはなによりでした。
以下、オフィシャルサイトから引用。
<オンエア情報>
フジテレビ、2017年10月12日〜12月14日毎週木曜22時放送。<スタッフ>
原作:井浦秀夫 『刑事ゆがみ』(小学館『ビッグコミックオリジナル』)
脚本:倉光泰子、大北はるか、藤井清美
音楽:菅野祐悟
主題歌:WANIMA『ヒューマン』(unBORDE:Warner Music Japan)
プロデュース:藤野良太、高田雄貴
演出:西谷弘、加藤裕将、宮木正悟
制作:フジテレビ<キャスト>
弓神適当:浅野忠信
羽生虎夫:神木隆之介
氷川和美:山本美月
多々木挙男:仁科貴
町尾 守:橋本淳
菅能理香:稲森いずみ<イントロダクション>
先入観ゼロで人の心の奥底に潜む闇を鋭く観察し、真実解明のためには違法捜査もいとわず事件を解決する、なんでもありの適当刑事・弓神適当(ゆがみ・ゆきまさ)。成績優秀で強い正義感はあるが出世欲も強い後輩刑事・羽生虎夫(はにゅう・とらお)。決してかみあわない凸凹バディがさまざまな事件を解決していく。違法捜査もいとわず事件の真相に迫る二人は、現代社会のゆがみを見抜き、埋もれかけた真実をあぶり出す。何が正しくて、何がゆがんでいるのか?どうぞお見逃しなく!
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