法務局のオンライン申請は不可解な仕様で使えない(怒)
まさに「お役所仕事」の典型です。
確定申告で住宅ローン控除に必要な登記事項証明書を法務局のオンライン申請で行いましたが、利用者の使い勝手を無視した仕様に唖然としました。結局、オンライン申請は失敗し、法務局窓口での申請になりました。
顛末は次の通りです。事前に次のページで手続きを確認しました。初めてなので気合を入れました。
「法務局トップページ>オンライン申請のご案内>登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です」
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/online_syoumei_annai.html
これによると、登記事項証明書の交付請求の場合にはWebから「かんたん証明書請求」で手数料が120円安く窓口で受け取ることが可能とのことです。リーフレットには次の説明がありました。
「かんたん証明書請求のご利用時間は,平日午前8時30分から午後9時までです。
なお,午後5時15分以降の請求は,翌業務日の午前8時30分以降に受け付けられます。
手数料については,受付後,電子納付することが可能となります。」
そこで、2/13に申請して、2/15に受け取ることで手続きを完了しました。申請すると申請番号17桁の申請完了メールが届きました。
このメールを持って、窓口に行くとオンライン申請の窓口を案内され、申請用紙を渡されました。名前、住所、申請番号17桁を記入させられます。信じられません。何故再び手書きをしなければならないのでしょう。記入を終えて申請用紙を担当者に渡したところ、思いがけない回答です。
担当者:「この申請番号は失効しています。期限切れです。」
俺:「・・・」
前述のページにも、申請完了メールにも期限があることが書かれていません。何て不親切なんでしょうか。要するに翌日(2/14)に受け取れという仕様です。
担当者:「スマホをお持ちならば、再度オンライン申請してください。ただし、手数料は隣の郵便局のATMで支払う必要があります。」
俺:「・・・」
ここで、オンライン申請は、窓口での受け取りであっても手数料は電子納付しか受け付けられないということがわかりました。怒り心頭です。担当者に言っても仕方ないものの「不親切過ぎる案内」であることを告げました。
仕方が無いので、通常の窓口申請を行って印紙代600円を払って登記事項証明書の交付してもらいました。
何でオンライン申請のメリットだけ強調して、申請期限が設定していることや手数料は電子納付のみという大事なことを説明していないのか、利用者の利便性を考えない仕様には呆れました。
そもそもオンライン申請なのに利用時間を「平日午前8時30分から午後9時」としているところから駄目です。あまり馴染みがない法務局でたまたま実害を受けただけですが、税金の無駄遣いそのものです。
ところで、中止/却下通知メールが届きました。2/16朝です。全く役に立たない遅いタイミングです。少なくとも前日に通知すべきでしょう。2020年の東京五輪を控えて日本駄目です。
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