ドラマ「眠狂四郎 The Final」(お薦め度★★★)
田村正和による眠狂四郎のラスト作品で、人気女優の吉岡里帆が時代劇に初挑戦しています。
眠狂四郎の出自から、驚愕の血縁関係までラストに相応しい盛り沢山の内容でしたが、物語としてはダークファンタジーというかホラーテイストなクライマックスを用意しており、期待される時代劇とは一線を画す内容でした。
良い悪いは別にして、田村正和の老いによる衰えを感じさせない作品に仕上げる必要があったのだと思います。殺陣に関してはキレは無いものの無難な仕上がりで、格好良く勇退できたと思います。
ヒロインの吉岡里帆ですが、武家の娘としてなかなか様になっていました。ただし、脚本の人物設定がイマイチだったので、ラストに関して物足りなさが残りました。
以下、フジテレビサイトから引用。
<オンエア情報>
フジテレビ、2月17日(土)21時~23時10分放送。
※1972年~1973年に放送された田村正和主演の連続ドラマ「眠狂四郎」は関西テレビ制作。<キャスト>
眠狂四郎:田村正和
操:吉岡里帆
金八:八嶋智人
松平主水正:津川雅彦
文字若:名取裕子
加賀美耀蔵:椎名桔平<スタッフ>
原作:柴田錬三郎(「眠狂四郎無頼控」新潮社刊)
脚本:齋藤雅文
編成企画:保原賢一郎、加藤達也
プロデューサー:河瀬光(東映)、小林由幸(東映)、江平光男
監督:山下智彦
制作:フジテレビ、東映<イントロダクション>
複雑な生い立ちを持ち、伝説の剣を操る眠狂四郎(田村正和)が、江戸にもどり自らの出生や運命に立ち向かう!『眠狂四郎 The Final』。そして今作で対峙する、最大の敵!その剣豪は、狂四郎と同じく円月殺法を使う妖術の使い手・加賀美耀蔵(椎名桔平)だった!!果たして狂四郎は最大の敵を前にして、自らの残酷な運命を切り開けるのか!?
狂四郎の育ての親とも言える空然和尚(中原丈雄)が何者かに斬殺され、江戸に戻ってきた狂四郎。幼い頃から慈しみ深く育ててくれた空然の死に狂四郎は言葉にできないほどの悲しみを覚え、幼い頃の記憶を思いおこす。そんな中、なじみの文字若(名取裕子)の家でくつろいでいると、瓦版屋の金八(八嶋智人)が血相を変えて騒々しく駆け込んできた。狂四郎に会いたいという若い娘がたずねてくるというのだ。文字若の家に現れた操(吉岡里帆)は、狂四郎をいきなり父上と呼び、狂四郎を絶句させる。
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