日経トレンディネットの連載コラム「終わることのない人工知能の話」でAIの恐怖が無くなった!
2018年02月02日からスタートしていますが、元々は「nikkei BPnet」で2016年7月25日から掲載された記事を転載したものです。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/121800058/
AIの未来を紹介する記事は、ほとんどが悲観的です。AIによって仕事が無くなるとか、AIの暴走が核兵器と並んで人類を滅ぼすリスクの1つとさえ報じられています。私自身もこれまでにAIを学ぶべく次の書籍を読んでいます。AI本を読めば読むほど、AIに対してネガティブになってしまいました(泣)。
小林 雅一著『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』
レイ=カーツワイル著『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき』
松尾豊著『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』
羽生善治『人工知能の革新(NHK出版新書)』
しかし、本コラムを読んでAIに対して不安が無くなりました。AI研究の第一人者である東京大学の中島秀之先生と公立はこだて未来大学の松原仁の対談で、AIに対して誤解していることが分かりました。
特に、シンギラリティとAIの能力について誤った解釈をしてきたことが、次の引用箇所で理解でしました。
「『シンギュラリティは近い』でカーツワイル氏が展開している理論の主旨は、「人間の生物的進化はあまり進まないが、そこをテクノロジーの進歩で超えよう」というもの。だから「When Humans Transcend Biology」というサブタイトルがついている。 」
「要するに、将棋や囲碁、会計や法律、医療にしても、受験で試されている“大人の知能”の範疇にある。はっきりと言えば、AIは、やさしいところ、つまり、自分が得意とする“大人の知能”の分野から攻めている。一見、その分野での勝利が目立つから、世間のみなさんは「AIが人間の知能を超えたんじゃないか」って、心配する。でも、はっきり言って、今のAIは、小さな子どもが普通にやっている「積み木遊び」も満足にできない。 」
AIを必要以上に怖がっている方は是非、本コラムを読まれることをお勧めします!
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