映画『ヒッチハイク・キラー』(お薦め度★★★)
優れたサスペンス・ミステリーですが、惜しい。
アイデアと脚本は悪くないのですが、伏線を回収できない場面がありバランスを崩してしまいます。そのため何となくラストが予想できてしまう展開が残念です。もしもこの辺りの演出が上手く行っていれば、それはもう驚愕のラストになっていたでしょう。
WOWOWによって日本初公開となった本作ですが、英仏合作のレベルも相当なものです。最近の欧州映画は予定調和的なところが無いので、特にサスペンス映画はハラハラさせられます。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Road Games
制作年:2015
制作国:イギリス・フランス
内容時間:95分<スタッフ>
監督・脚本・編集:アブナー=パストール
撮影:エベン=ボルター
音楽:ダニエル=エルムス<キャスト>
ジャック:アンドリュー=シンプソン
ベロニク:ジョゼフィーヌ=ドゥ=ラ=ボーム
グリザード:フレデリック=ピエロ
メアリー:バーバラ=クランプトン<イントロダクション>
連続殺人鬼が出没しているフランスのある地方で、ヒッチハイカーの若い男女がある屋敷に泊まると、衝撃の事実が待ち受け……。英仏合作のユニークなミステリーサスペンス。ヒッチハイク自体、数々のサスペンス映画で題材になってきたが、本作は英国人青年とフランス人の若い美女がヒッチハイクをする設定がひねった仕掛けで、彼らが英語とフランス語、両方のせりふを理解できる範囲で使うのがユニーク。誰がどこまで母国語ではない方の言語を理解しているのかが緊迫感と独自のムードを生み、後半の二転三転する展開も予想外。ベロニク役のセクシーな肢体が魅力的なJ・ドゥ・ラ・ボームが、脱ぎっぷりがいいのも男性にはお楽しみだ。WOWOWの放送が日本初公開。
<放送内容>
連続殺人鬼が出没しているフランスのある地方で、ヒッチハイカーの若い男女がある屋敷に泊まると、衝撃の事実が待ち受け……。英仏合作のユニークなミステリーサスペンス。フランスの地方をヒッチハイク旅行中の貧しい英国人青年ジャックは、同じくヒッチハイカーであるフランス人女性ベロニクと知り合うが、ベロニクは一帯に連続殺人鬼が出没しているのでヒッチハイクは難しいと語る。それでも2人は近くに住む中年男性グリザードの車に拾われ、彼と妻メアリーが住む屋敷に泊めてもらえることに。だが、グリザードとメアリーの仲は険悪で、メアリーがジャックを誘惑するなど、意外な事態が連続し……。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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