ドラマ「名探偵コジン~突然コマーシャルドラマ~」(お薦め度★★★)
なかなかまとまっていました。
ドラマは捻ってありコメディサスペンスです。タイトルも考えてます。挿入されるCMでの商品説明もドラマと融合していました。
ヒロインの佐津川愛美は気になる女優です。あまりTVで見掛ける機会が少ないのでとても楽しめました。
ところで、CMとの融合したとのことですが、いろいろな意味でスポンサーに媚びていてスマートではありません。業界初ということでここまで気を使わなければならないかと思うほどの有様です。
内輪受けはしたと思いますが、TVドラマとして本作が成功したのかどうかわかりません。第二弾があったとしても期待できないでしょう。今回のスポンサーの1つ、エクスコムグローバル(株)の社長は本人を劇中に出演させるのが条件だったとかで、単なるミーハーです。第一弾から低レベルの制約があるのですから、将来的に発展する手法ではありません。
また、アドフュージョンドラマによって出演する俳優にも様々な制約やカラーが付いてしまい、キャリアの足を引っ張る可能性すらあります。
はっきり言って視聴者は、このような従来の広告手法を拡大したものは求めていないと思います。それよりも作品で使われている商品が、こらから発展するAR技術で簡単にオンラインショッピングが出来るような、よりスポンサーを前面に出さないで実利を得る手法を開発した方がWIN−WINになるのではないでしょうか。
ちょっと辛めですが、今回のフジテレビの挑戦は評価しています。
以下、番組サイトから引用。
<オンエア情報>
フジテレビ、2018年6月20日(水)24時30分~25時30分。アドフュージョンドラマ。
<スタッフ>
プロデューサー:関 卓也(共同テレビ)
監督・プロデューサー:後藤庸介(共同テレビ)
脚本:森 ハヤシ
企画:野﨑 理(フジテレビ)
構想・トータルデザイン:明松 功(フジテレビ)、中尾孝年、伊藤三朗(電通)
制作著作:フジテレビ
制作協力:共同テレビ
<キャスト>
ストーリーテラー:滝藤賢一
萩原礼一:金子ノブアキ
間宮紗良:佐津川愛美
神山結子:北 香那
山城宗一郎:落合モトキ
池上ナターシャ:峯村リエ
柴矢泰造:升 毅
<イントロダクション>
ドラマの舞台は荒天の中、周りから隔離された山奥のペンション。この場所を訪れた私立探偵・萩原は殺人事件に遭遇。しかし…なんと被害者は萩原本人だった! 故人(コジン)となった探偵・萩原が、事件解決に向かって立ち上がる! 6月20日(水)深夜24時30分~放送される『名探偵コジン~突然コマーシャルドラマ~』。このドラマでは、名探偵本人が事件の被害者になってしまうという奇想天外なストーリーを、“ドラマ本編の中にCMを融合させる”という新しい手法で描きます。史上初・広告融合型コンテンツ“アドフュージョン”ドラマが誕生です!
名探偵本人が殺人事件のまさかの被害者=故人(コジン)に!
主人公の探偵、萩原礼一役を演じるのは役者としてミュージシャンとしてマルチな活躍を見せる、俳優・金子ノブアキさん。萩原は浮気調査など小さい依頼ばかりを請け負う、見栄っ張りで気が小さい探偵。クールなルックスと独特な存在感が魅力の金子さんが、うだつの上がらない探偵役をどうコミカルに&そして時に真面目に演じるのか注目です。 主人公の萩原が一目ぼれする美人フードコーディネーター・間宮紗良役には演技力にも定評がある実力派女優の佐津川愛美さんが、さらに萩原がタッグを組むことになるキーパーソン、神山結子役を若手の有望株として注目されている女優・北香那さんが務め主人公・萩原の脇を彩ります。
さらに、俳優・滝藤賢一さんがストーリーテラーとして番組内の随所に登場し、上質なドラマの世界感を演出。このドラマのみどころ&広告の楽しみ方などを視聴者の皆様にお伝えしていきます。果たして名探偵コジンとなった萩原は事件を解決できるのか!? ご期待下さい。
<史上初・アドフュージョンドラマとは?>
アドフュージョンとは、広告と融合することでメインコンテンツの魅力を更にUPさせるという新しい広告の手法。本作は、このアドフュージョンの考え方を取り入れた史上初のアドフュージョンドラマとして、フジテレビが電通と企画、制作した注目の作品です。 ドラマ本編の中に「広告」=「CM部分」を組み込んでしまうという、画期的な演出でストーリーを作成。CMチャンスという既存の考えを覆すだけでなく、CMもドラマの一部として楽しめるため、メインコンテンツであるドラマ本編がより魅力的な内容となります。もちろんCM中もドラマのストーリーは展開し続けるため、放送中は、テレビ画面から一瞬たりとも目を離す暇はありません! これまでの常識を覆す、新感覚・ノンストップドラマにぜひご注目下さい。 今回の放送ではサントリーホールディングス(株)、エクスコムグローバル(株)、LINE(株)の3社に番組趣旨に企画賛同いただき、スポンサーとして提供頂きました。各社の商品が一体どんな形でストーリーに絡んでくるのか、ぜひお見逃しなく!
<ストーリー>
荒天の中、周りから隔離された山奥のペンションに一人の男が訪れる。 それは、主人公の私立探偵・萩原。 いかにも怪しいペンションに、いかにも怪しい宿泊客達。 その中に、彼の好みにドンズバの美女がいた。そして彼は思う 「この状況で殺人事件が起きれば、立場的に私がこの場を仕切って、華麗に事件を解決するパターンではないか、起きろ、殺人事件、起きろ!」 何と!彼の思惑通り殺人事件は起きた!!!しかし…被害者は私立探偵本人だった。 「ええ、俺なの…殺されるの…」 背後から私立探偵を刺して逃げていく犯人。残念ながら犯人の顔を見ることはできなかった。 無念の中、息を引き取る萩原。しかし… そんな彼の無念が奇跡を起こす。彼の意識は、亡霊となって消えることなく現世に留まる事ができたのだ。 亡霊探偵となった萩原が事件解決に向かって立ち上がる!って亡霊は足が無いから立ち上がれないんじゃ無いの?
| 固定リンク
コメント