映画『ザ・シューター 孤高のテロリスト』(お薦め度★★)
硬派な社会派サスペンス・アクション映画です。前半の主人公の女性ジャーナリストと政治家の攻防はなかなか見応え十分ですが、後半になるほどリアリティが薄れます。クライマックスに至っては、作り上げた世界観が瓦解してしまいます。
テロリストが知的にも関わらず、全く勝算の無い方法を用いる理由が理解出来ません。さらに狙撃の名手という不自然極まりない人物設定です。
社会派サスペンスでありながら、猪突猛進さしか伝わらない薄い内容は残念でした。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Skytten
制作年:2013
制作国:デンマーク
内容時間:94分<スタッフ>
監督:アネット=K=オルセン
脚本:ラース=クリスティアン=アンデルセンほか
撮影:ラスムス=ヴィデベック<キャスト>
ミア=モースゴー:トリーヌ=ディルホム
ラスムス:キム=ボドゥニア
ステファン:クリスティアン=ハルケン<イントロダクション>
デンマークなどで環境に影響が大きいプロジェクトが始まり、それに反対するテロリストはシューター(狙撃者)となって抗議する……。ハードな社会派サスペンスアクション。1977年に作られた同じ原題のデンマーク映画をリメイクした、シリアスな社会派アクション。反核テロリストの凶行を描いた原作映画を下敷きにしつつ、本作はその後の時代の変化を反映し、地球全体の環境問題を憂うテロリストと女性ジャーナリストの死闘にフォーカスをシフト。いつどこで誰がテロリストに転じるか分からないという、2010年代の世界の空気をリアルに反映させ、熱い衝撃にあふれるスリリングな1本となった。出演は「ピエロがお前を嘲笑う」のT・ディルホムなど。WOWOWの放送が日本初公開。
<放送内容>
デンマークなどで環境に影響が大きいプロジェクトが始まり、それに反対するテロリストはシューター(狙撃者)となって抗議する……。ハードな社会派サスペンスアクション。デンマーク。新首相は公約を無視し、自国とグリーンランド、米国が新たな原油生産の拠点を設ける協定に批准すると発表。新聞社で働く政治コメンテーターのミアは、プライベートでインドから養子をもらい受けようとしていたが、新首相の政策の矛盾を追及するよう、上司に頼まれる。その一方、老いた父親を介護する男性ラスムスは政権に怒り、軍隊時代に得た能力を生かして連続狙撃犯に転じ、さらにミアに接触したいと申し出て……。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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