ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」[全10話](お薦め度★★★★★)
新人ケースワーカーの成長物語は、大変良かったです。
地上波連続ドラマとして生活保護受給者の問題を題材にした意欲的な作品でした。
資本主義社会の影の部分を扱ったためか、平均視聴率5.8%と低迷し、主演の吉岡里帆がこき下ろされる始末となりました。
しかし、視聴率が悪くても脚本、演出はレベルが高く、現代社会の難しいテーマを正面から扱った姿勢は大いに評価できます。しかも明るく前向きに展開してくれました。
出演者は良い演技をみせてくれました。特に吉岡里帆は熱演しており、自転車や駆け足で疾走する姿は役柄の新人らしく素直に応援したくなりました。
さらには、吉岡里帆以外の女優陣も個性的で存在感を示してくれました。川栄李奈、徳永えり、阿部純子、松本まりか、永岡心花が見事でした。
なかなかこれだけの良質な社会派ヒューマンドラマはお目にかかれません。ストレートに心に刺さるドラマでした。
以下、オフィシャルサイトから引用。
<オンエア情報>
フジテレビ、2018年7月17日〜9月18日毎週火曜21時放送。長いタイトルは略して「ケンカツ」。<スタッフ>
原作:柏木ハルコ「健康で文化的な最低限度の生活」 (小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
脚本:矢島弘一、岸本鮎佳
演出:本橋圭太、小野浩司
音楽:fox capture plan
主題歌:AAA「Tomorrow」(avex trax)
オープニング曲:安田レイ「Sunny」(SME Records)
プロデュース:米田 孝(カンテレ)、遠田孝一、本郷達也、木曽貴美子(MMJ)
制作協力:MMJ
制作著作:カンテレ<キャスト>
義経えみる:吉岡里帆
半田明伸:井浦新
栗橋千奈:川栄李奈
七条竜一:山田裕貴
後藤大門:小園凌央
桃浜都:水上京香
南英里佳:安座間美優
向井里香:谷まりあ
川岸彩:鈴木アメリ
石橋五郎:内場勝則
青柳円:徳永えり
京極大輝:田中圭
阿久沢正男:遠藤憲一
片岡麻里:阿部純子
丸山梓:松本まりか
丸山ハルカ:永岡心花<イントロダクション>
誰かのために、汗かく、夏。他人の“人生”について、真剣に考えたこと、最近ありますか?
安定を求め就職した、平凡・等身大な新人公務員・義経えみる。
しかし、最初に配属された「生活課」で彼女を待ち受けていたのは、個性豊かな職場の仲間たちと、生活保護現場の壮絶な現実だった。私の“安定”はどこへ行った・・・?
彼女が担当する110世帯の生活保護受給者たちには、
知れば知るほど奥の深い、それぞれの“人生”があった…。
歯車の狂ってしまった彼らの人生を、どうすれば希望ある明日へ導けるのか・・・?
えみるに課せられたミッションは、そんな彼らの人生に、寄り添い、向き合い、そして自立への道筋を見つけ出していくこと。でも私は、誰かの人生に影響を及ぼすような大それた人間じゃない・・・
こんな自分にいったい何ができる――――?22歳の新人が、壁にぶつかり、喜び、悲しみ、時には怒り…
そしていつしか、誰かの希望の光になっていく…!描かれるのは、お金、健康、仕事、家族…と誰にとっても身近なテーマ。
そんな色とりどりの人生模様を、生活保護現場を舞台に、
時に明るく、時に切なく描くヒューマンお仕事ドラマ。この夏、あなたも誰かのために、汗をかきたくなる…!
誰かの“人生”に寄り添う、
新人ケースワーカーの成長物語が始まる!
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