映画『スリー・ビルボード』(お薦め度★★★)
衝撃作として評価していいのでしょうか。
確かに、フランシス=マクドーマンドとサム=ロックウェルの演技は見事でした。
社会派スリラーとしての面白さがあり、ストーリーの切り取り方は上手です。
ただし、復讐に駆られる猛母の憎悪が連鎖するブラックジョーク的な内容です。
心情的に許してしまうエンディングではありますが、負のスパイラルに抗えずダークサイドを認めるならば、論理的・倫理的に駄目です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
制作年:2017
制作国:イギリス・アメリカ
内容時間:116分<スタッフ>
監督・脚本:マーティン=マクドナー
製作:グレアム=ブロードベント、ピート=チャーニン、マーティン=マクドナー
撮影:ベン=デイヴィス
音楽:カーター=バーウェル<キャスト>
ミルドレッド=ヘイズ:フランシス=マクドーマンド
ディクソン:サム=ロックウェル
ウィロビー:ウディ=ハレルソン
アン:アビー=コーニッシュ
チャーリー:ジョン=ホークス<イントロダクション>
怒りのあまり、型破りな抗議活動を開始する母親を、F・マクドーマンドが熱演して第90回アカデミー賞で主演女優賞を獲得するなど、数々の映画賞に輝いた衝撃の問題作。アメリカ中部の架空の町に突如出現した3枚の立て看板。それは、愛娘を殺されたものの、事件の捜査が一向に進展しないのに業を煮やした母親が、地元警察への面当てに掲げた、抗議の文章だった…。コーエン兄弟の兄ジョエルの愛妻としても知られる実力派女優のマクドーマンドが、怒れる母親を熱演して第90回アカデミー主演女優賞を受賞。授賞式での熱いスピーチも話題を集めたほか、W・ハレルソンとともに第90回アカデミー助演男優賞にWノミネートされたS・ロックウェルが、念願の初のオスカー受賞を果たした。
<放送内容>
怒りのあまり、型破りな抗議活動を開始する母親を、F・マクドーマンドが熱演して第90回アカデミー賞で主演女優賞を獲得するなど、数々の映画賞に輝いた衝撃の問題作。アメリカ中部の小さな町エビング。ある日、町外れの道路沿いに、人目を引く3枚の立て看板が突如出現。それは、7カ月前に愛娘を何者かに殺されたものの、一向に捜査が進展しないことに業を煮やした母親のミルドレッドが、怒りのあまりに掲げた抗議のメッセージだった。町の人々の信認も厚い警察署長のウィロビーは、名指しで批判されたことに困惑しつつ、どうか冷静にとミルドレッドに頼み込むが、彼女の怒りは容易に収まらず…。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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